京都で浅煎りコーヒーを提案する
「WEEKENDERS COFFEE」

　コーヒー消費量が日本一という京都では、焙煎所も個性豊か。好みの豆を見つけるための焙煎所巡りも、乙な京遊びだ。

深煎りが愛される
京都にあって異色の存在

●WEEKENDERS COFFEE 富小路

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　喫茶文化が根付き、深煎りコーヒーが愛される京都にあって、豆本来の持ち味を知って欲しいと、いち早く浅煎りコーヒーを提案してきた店主の金子将浩さん。

　一貫して酸味のあるコーヒー豆をベースに、甘さを加えるべく焙煎を行ってきた。近ごろはコロンビアなど生産地を訪ね、自らの目で選んだコーヒー豆を買い付けることもあるという。

　その真摯な姿勢に豆を愛用するカフェも多い。コーヒースタンドは焙煎所とは少し離れた街中にあり、駐車場の奥という少し不思議なロケーションながら、凜とした佇まいが美しい。

　東屋に座ってのんびりと味わい、好みの豆を手に入れたい。

Text＝Mako Yamato
Photo＝Takashi Shimizu