固くなったパンを有効利用する
北イタリア料理「カネデルリ」とは

　イタリアといえば美味しい食事、美味しい食事といえばマンマ。そんなイメージってステレオタイプ過ぎ？　という不安を優しく笑うように、芳しくて力強くてあったかくて、一度食べたら忘れられない、そんなお皿の数々が私たちを待っていた。北イタリア山岳リゾート、ドロミーティの人気レストランを紹介します。

山の空気と名物料理を満喫

Patscheider Hof
(パッチャイデル・ホフ)

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　固くなったパンをやわらかく戻しスペックや野菜を加えて丸めた団子“カネデルリ”。

　羊のスネ肉の煮込みは、骨からホロリと外れる肉がジューシーで香ばしく、肉とジャガイモの炒めものはポテトの甘みとスパイシーさが抜群。

　どれも北イタリアの山岳地方を代表する料理だが、「パッチャイデル・ホフ」のものは作り手の郷土料理への愛情が際立って感じられる味だ。この場所に100年も続いているというのも納得。

　おまけにこの絶景。テラス席から見えるのは名峰カティナッチョ。

Text＝Sayaka Miyamoto
Photo＝Kinta Kimura
Special Thanks＝Daniela Patriarca(ICT-Italian Culinary Tradition), Regione Südtirol/Alto Adige, PromoTurismoFVG