目の前の海を独り占めする
とっておきの場所へ
ゲストルームに入ってまず目にするのは、パノラマピクチャーウィンドウの外に広がる水平線。
山と海、文化や歴史にも恵まれ、昔から多くの文人たちに愛されてきた葉山。東京から約1時間とアクセスもよく、都心で働くワーキングウーマンにとっても、思い立てば気軽に足を延ばせるリゾートとなっている。
「HAYAMA Funny house」の前に広がるのは、賑やかなビーチリゾートとは違った、穏やかな葉山の日常。
そんな葉山に2015年末に誕生以来、隠れ家的存在となっているのが、「HAYAMA Funny house」。数々の名作を手がけた日本近代建築の巨匠、吉村順三が設計した1966年築の邸宅をリノベーションしたバケーションハウスだ。
何人かの著名人に受け継がれた邸宅は今、1日2組限定のバケーションハウスに。
ここは、ホテルと貸し別荘の“いいとこ取り”をした新しいスタイルの宿泊施設。特別な建物に滞在するワクワク感、わがままなリクエストにも応えてくれるバトラーサービス、開放感とプライベート感、傍らに常にある絶景……。そんな心地よさが散りばめられた空間で、自分のペースでくつろぐことができる。
部屋の片隅にある扉を開くと階段が。昇ると、絶景を見下ろすセカンドベッドルームがあるというユニークなレイアウトにもワクワクさせられる。
2つのヴィラは、それぞれ1日1組限定。リビングとマスターベッドルーム、セカンドベッドルーム、キッチンのほか、広々としたプライベートテラスや海を一望するジャグジーを完備。
チェックインした後は、絶景を眺めながら部屋の中でくつろぐのもよし、テラスで風を感じながら読書をするのもよし、バトラーサービスを利用してジャグジーに浸りながらシャンパンを傾けるのもあり。
サンルームのように明るい日差しが差し込むジャグジー付きのバス。夜の海を眺めながらも、朝の太陽を感じながらのバスタイムも気持ちがいい! このほかインサイドバスが1つ。
左:アメニティーは世界のラグジュアリーホテルで採用されているキャスウェル・マッセイと、パリ発の自然派スキンケアブランド、オムニサンス。右:キッチンにはひととおりの調理器具を用意。料理が得意な人なら、鎌倉野菜を買って腕を披露してみては?
文・撮影=芹澤和美