しばらくライブ活動を行っていない井上陽水が、2019年に開催した50周年記念ライブの模様を完全収録。現在までに行われた最も新しいライブツアー、その圧巻のステージをお見逃しなく!!

 11月の歌謡ポップスチャンネルで、「井上陽水50周年記念ライブツアー『光陰矢の如し』~少年老い易く 学なり難し~」が放送されることが決定した。



 井上陽水は現在、新曲のリリースもなくライブ活動も行っていない。今回放送される『井上陽水50周年記念ライブツアー『光陰矢の如し』~少年老い易く 学なり難し~』は、2019年に行われたデビュー50周年を記念してのコンサートツアーだが、これが現時点で最後のツアーであり、これ以降、陽水はステージに立っていない。さらに、これまでテレビで陽水のライブが放送される機会は少なかったので、ファンはもちろん多くの音楽リスナーにとっても貴重なライブ映像となっている。

 井上陽水は1969年に「アンドレ・カンドレ」の名前でデビューした。その後、1972年の「傘がない」は時代の若者の心情を捉えた名曲として高い評価を受け、1973年に発表した『氷の世界』は、日本のレコード史上初めてのミリオンセラー・アルバムとなり、その名を一躍音楽シーンに轟かせた。

 80年代には名バラード「いっそセレナーデ」を大ヒットさせたほか、安全地帯に作詞を提供した「ワインレッドの心」や中森明菜に書き下ろした「飾りじゃないのよ涙は」など、ソングライターとしてもヒットメーカーとなる。90年代にはドラマ主題歌「Make-up Shadow」を大ヒットさせ、映画主題歌として作られた「少年時代」が、老若男女多くの人が知るスタンダードナンバーとなる。さらにPUFFYに歌詞提供した「アジアの純真」も大ヒットするなど、長い年月にわたって活躍し続け、その度に多くのファンを増やしてきた。

 初期のヒット曲「夢の中へ」や「東へ西へ」、のちに陽水の伴侶となった石川セリに提供した「ダンスはうまく踊れない」といった楽曲は、その後ほかのアーティストによってカバーされ、長く人気曲となった。「とまどうペリカン」「リバーサイドホテル」などシュールな歌詞で歌われるロマンティックな楽曲群から、「最後のニュース」のようなシリアスな作品まで、その作風は多岐に渡る。何より柔らかく芳醇な美声から放たれるそのヴォーカルは、男女を問わず多くの人々を魅了してきた。

 その長いキャリアを誇る井上陽水が、50年の歴史を振り返るステージを展開したのが、今回歌謡ポップスチャンネルで放送される『井上陽水50周年記念ライブツアー『光陰矢の如し』~少年老い易く 学なり難し~』なのだ。放送は2019年10月20日に東京国際フォーラム・ホールAで行われたライブの模様で、時代を彩った数々の名曲から、ライブでの定番曲まで、メドレーを含むトータル26曲の大ボリュームでお届けする。発表した年代も、スタイルの異なる楽曲も全て織り交ぜ、ヒット曲が惜しみなく繰り出されるセットリストは、次に何が歌われるのか予想もつかない展開でワクワクさせる。鉄壁の演奏陣によるハードなギターサウンドから、アコースティックでシンプルなナンバー、さらにはハンドマイクを持ってそのシルクのように滑らかな美声を届ける姿まで、緩急自在のライブパフォーマンスは、一瞬たりとも目が離せない。

 ライブ中盤のハイライトは、長年、陽水の多くの楽曲を手掛けてきた名アレンジャー・星勝によるメドレー仕立ての構成。しかも1曲目に、ステージでは滅多に歌われることのなかったデビュー曲「カンドレ・マンドレ」を置くなど、50周年ならではのレアな楽曲も披露され、会場を訪れたリスナーを沸かせた。

 そして、歌声もさることながら肩の力を抜いた軽妙なトークも陽水ライブの魅力。まるで古くからの友人に話しかけるような、フレンドリーで、ちょっとユーモラスなMCもお聞き逃しなく。

 学生時代、社会人としてバリバリに働いていた頃、子育てに翻弄していた時期など、そこには常に井上陽水の歌があった。時代を超えて愛され続ける名曲群に、聴くものは自身の人生の一断片を投影しながら、その旋律と歌声に感涙してしまうこと必至だ。日本人の心に生き続ける陽水の名曲たちを、この機会にぜひ堪能していただきたい。

文/馬飼野元宏

<放送詳細>

■タイトル:井上陽水50周年記念ライブツアー『光陰矢の如し』~少年老い易く 学成り難し~

■放送日時:11月29日(日)よる7時

■番組公式サイト:https://www.kayopops.jp/feature/yosui_inoue_50th_tour/

<歌謡ポップスチャンネルとは>

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