開放感ある内風呂と岩造りの露天風呂で温泉三昧。 ほぼすべての客室から中禅寺湖の絵画的風景が望める。 繊細な組子細工から中を覗き込むようにして客室へ。 熟練の職人だけが為せる伝統と技術の結晶に囲まれた贅沢なひとときを。 組子の障子を斜めから見ると、男体山やいろは坂の模様が浮き出て見える。 トラベルライブラリーの窓辺にも鹿沼組子や日光彫などの意匠が施されている。 組子のボックスに投函すれば、実際に届けてくれるとのこと。 鹿沼組子、日光彫、益子焼、大田原の竹籠などの伝統工芸を巧みに取り込んだ空間演出。 色とりどりのパーツから、これぞという組み合わせを選んで。 同系色を選べば無難にまとまるが、反対色で冒険するのもあり。 鹿沼組子を代表する「麻の葉模様」は魔除けの意味がある縁起のいい模様。 半露天の貸切風呂は大人5、6人がゆったり浸かれるサイズ感。 昼間は中庭の緑を眺めながら、夜は清涼な山の風を感じながらプライベートな湯浴みを。 畳の小上がりがある湯上がり処。こうしたパブリックスペースの贅沢さも宿の魅力。 自然豊かで酒の仕込みに適したおいしい水が湧き出る栃木には30を超える酒蔵がある。 好みのぐい呑みを選んで、好みのお酒を見つけて。 特別会席のメインは日光名産の湯波に和牛をあわせた鍋料理。 生湯波と和牛を甘辛い出汁で軽く煮込み、甘い香りがしてきたところで卵をとろりと。 湯波と和牛の濃厚な旨味、卵のコクが渾然一体に。白ごはんください(くださいます)。 甘味は「苺と軽いチーズのムース」。ごちそうの後にピッタリの軽い口溶け。 食後は能舞台で繰り広げられる「ご当地楽」へ。 日光下駄を履いたスタッフがその背景を楽しく紹介。 リズミカルな下駄タップで会場を盛り上げるスタッフ。 かなり激しく踊っても脱げない「日光下駄」。滞在中は自由に試し履きができる。