豊かな旨みの鹿児島の黒豚をしゃぶしゃぶで。たっぷりの追い鰹をした出汁ごと味わうのが醍醐味。 客室棟の一角にあるビューテラス。絶景を眺めながら爽やかな風を感じることができる。 大浴場となる湯浴み小屋は、すすき野原に佇み、アプローチもドラマチック。 中央左に見えるのがスロープカーの外観。鬱蒼とした木立のなか、客室棟と湯浴み小屋の間で昇降する。 傾斜地を利用したスロープカーで湯浴み小屋へ。景色を楽しみつつ約3分で到着。 大浴場、湯浴み小屋に到着。男女それぞれに内風呂と露天風呂がある。 内風呂は、源泉かけ流しの「あつ湯」、温泉成分を流すための「ぬる湯」の2つ。 大地と一体化する露天風呂。晴天時は、草原の先に錦江湾と桜島が見える。 別棟の湯上がり処には霧島茶や黒酢ドリンクを用意。水分&ミネラル補給に最適。 先付は、郷土の餅菓子「あくまき」に、きなこ醤油とウニを合わせて。 近海で揚がるキビナゴ、垂水のカンパチなどのお造り。甘くて濃い薩摩醤油がよく合う。 海と山の旬の幸が満載の「宝楽盛り」。八寸、お造り、酢の物を盛り込んで。 「宝楽盛り」に使われるのは、薩摩藩の家紋“丸十”のモチーフをあしらった特製の器。 鹿児島の黒豚は、旨みが豊かで脂は甘くさっぱり。ロースとバラをしゃぶしゃぶで。 追い鰹に使う削り節は、入れてすぐに出汁が出るようにと0.01mmの極薄削り。 しゃぶしゃぶした豚肉に、削り節をまとわせながら引き上げて……。 たっぷりのねぎと出汁で、さっぱりといただくのが界 霧島流。 郷土菓子「軽羹(かるかん)」をアレンジしたデザートを龍門司焼の器で。 「界」は、星野リゾートが全国展開する温泉旅館ブランド。 温泉の本質を伝え、湯治文化を現代に引き継ぐことがモットー。 「温泉いろは」では、ご当地ならではの温泉の歴史や特徴、入り方を楽しく学べる。 「界 霧島」は霧島神宮の参拝客のためにつくられたといわれる霧島神宮温泉郷にある。 「界 霧島」の「おひとり温泉休息プラン」では、霧島の地層をデザインして遊ぶジオテラリウムが体験できる。 本物のシラスや、腐葉土、コケ類、ミニチュア人形で“MY霧島ジオパーク”が完成! 「おひとり温泉休息プラン」には地酒とご当地おつまみもセット。「界 霧島」では焼酎「明るい農村」になまり節を合わせて。 すべての客室から、桜島と霧島高原が広がる壮大な景色を眺めることができる。 特別室(全3室)の501は角部屋で、日の出から日の入りまで見ることができる。 501からは、天孫降臨でニニギが降り立ったといわれる高千穂峰の山頂が望める。 雲の上に寝ているような感覚を味わえるベッドは、小上がりになったスペースに。 霧島連山をイメージしたシラス壁のベッドボード。シラスは吸湿性や消臭作用があるのだとか。 麻の葉をイメージした薩摩和紙のライトは女性作家・原口敬子氏によるもの。 窓が全開する内風呂付きの客室は19室。山の空気に包まれながら、気兼ねなく温泉を満喫できる。 客室の内風呂から見下ろす絶景。晴れた日はもちろん、雨や霧に濡れる緑もまた美しい。 エントランスには神話の里を象徴する「天の逆鉾」のオブジェ。ご当地気分が盛り上がる。 伝統工芸の薩摩ボタンをあしらったルームキー。「天孫降臨」の神々をデザインしてある。 世界三大織物に数えられる大島紬(鹿児島県奄美群島の織物)の壁飾り。客室のほか、パブリックスペースでも異なる色柄が飾られている。