かつて、王や妃が手にしたといわれる由緒ある品々――。何世紀もの時を経てもなお人々に愛され続ける逸品をご紹介！
» 第1回 ヴェルサイユ宮殿を照らし続けたキャンドル
» 第2回 ナポレオンがこよなく愛した優美な香り
» 第4回 王室薬剤師がマリーに供したコイン形のチョコ
» 第5回 ルイ14世も文をしたためたインクを扱う老舗文具店
【SILVERWARE】
Odiot (オディオ)
フランスで最も権威あるオルフェーヴル(銀製品工房)
1819～38年に作られた、塩と胡椒を入れるための食器Femmes Dos à Dosのレプリカ 31,433ユーロ
マドレーヌ広場に佇む老舗の銀器専門店。1690年の創業以来、ナポレオン1世をはじめ、ヨーロッパ王室のお抱えとなったフランスで最も権威あるオルフェーヴル(銀製品工房)のひとつである。
ナポレオン専属の銀細工師が手がけた数々の銀製品は世界中の美術館に所蔵されているが、この店ではそのレプリカを手に入れることができる。
文＝原 正枝
撮影＝稲垣岳彦
