静かな里山の一軒家で墨香るアトリエ時間
室谷朱琴さん
8年前に夫の一柊さん、娘の文音さんとともに京都から移り住んだ朱琴さん。築120年の古民家で、山の水を汲み、テレビやラジオのない自然に寄り添う生活を送る。その住まい兼アトリエで、墨を硯で丁寧にすり、思い思いに自分を表現。川のせせらぎが聞こえる山裾の散策も楽しみ。
●能登町/通年(月4回・先着順)/心ゆくまで5,000円/電話番号 0768-76-0789
海を望む丘の上で能登手漉き和紙と墨のアトリエ時間
室谷文音さん
13歳で単身渡英し名門美大を卒業した文音さん。潮風と波音が心地よい彼女のアトリエで、感性のおもむくままに墨体験。自然の音に身をゆだねながら、能登の手漉き和紙に自分に合った色彩の墨で自由に表現。
●能登町/~2014年11月末、2015年4月~(月4回・先着順)/心ゆくまで5,000円/電話番号 0768-72-0474
能登の里海 海藻おしば
白井洋子さん
一本杉通りの昆布・海産物處「しら井」女将の洋子さんは、海藻おしば協会の北陸支部長で、能登の里海の素晴らしさを発信している。浜辺に打ち上げられた海藻を拾ってきて押し葉に使い、12~13種類の色彩を組み合わせて作る作品は、まさに海のアート。はがきサイズで作ったものは、乾燥させて約1週間後、郵送される。
●七尾市/9月初旬~11月下旬、1月中旬~6月末(月5回・先着)/1時間1,000円/電話番号 0767-53-0589
輪島塗の沈金体験とお箸のレッスン
新城礼子さん
加賀市出身で九谷焼や山中漆器など工芸品に小さいころから慣れ親しんできた礼子さん。輪島の漆芸技術研修所で沈金などの技法を学んだ経験を生かし、漆陶舗の店内で沈金体験プログラムを行う。銘々皿かお箸に絵付けをして、その日に持ち帰り可能。お箸のマナーなどの話も聞ける。
●七尾市/通年/1時間1,000~2,000円/電話番号 0767-52-4141
撮影=榎本麻美
文=直江磨美