一度は行きたい加賀山代温泉の名宿

洋室。客室は他に、和室、和洋室、特別室がある。

 冬に何が食べたいか? いくつか思い浮かぶだろうが、欠かせないのが蟹(食べられない方はごめんなさい)。

 北陸、加賀山代温泉に、べにや無何有(むかゆう)という名宿がある。林の中にたたずむ、17室の、石川県を代表する和モダン旅館だ。

 小さな山を上った先に現れるこの宿は、玄関からすでに均整のとれた美がある。ロビーは静謐で明るく、センスの良いインテリアに、これからの滞在時間が一層楽しみになる。

客室露天風呂とは別に大浴場もある。

 客室はすべて露天風呂付き。どの部屋も山庭にすっぽりと囲まれており、窓を開けたら思わず深呼吸したくなる環境だ。そして今回特に紹介したいのが、べにや無何有自慢の料理。加賀能登の旬の食材の中から質の高いものを選んで、創意工夫されたものがテーブルいっぱいに並ぶ。いつの季節も美味しいが、この季節、加賀と言ったら蟹だろう。

 ホームページから、蟹尽くしのコース料理が付いた宿泊プランが選べる。その中から、ひとつ、「加賀橋立港ゆで蟹 活蟹づくしプラン」を紹介しよう。

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