能登の“素敵”に出会う旅

 能登暮らしが大好きな女性たち「能登の花ヨメ」。彼女たちの日々の営みに寄り添った、とっておきの旅へとご案内しましょう!

能登の花ヨメプロジェクトとは……

 出身地は様々ですが、能登の地で暮らしていこうと決め、地域に根ざした日々を送っている「能登の花ヨメ」。彼女たちが、毎日の暮らしのなかで感じとる能登の魅力を広く世界へと発信していくプロジェクトです。

名勝として名高い白米千枚田に集まった花ヨメのみなさん。左から、室谷朱琴さん・文音さん、坂本信子さん、今井眞美子さん、日向文恵さん、金七聖子さん、新城礼子さん、松尾朋子さん、桐本順子さん、木下京子さん、七浦禎蓮さん。

普段の生活が何より贅沢な花ヨメの日常に触れてみよう

 日本海に突き出た細長い能登半島。今もなお日本の原風景ともいえる自然が残り、国内有数の好漁場で捕れる魚介、輪島塗に代表される伝統工芸品など、豊かな文化が育まれてきた土地だ。

 能登に縁があり、この地に住む「能登の花ヨメ」は、昔ながらの良き風土を受け継ぎながら、自然に寄り添って、毎日を生き生きと過ごし、その暮らしぶりは、眩いまでの魅力に満ちあふれている。観光地を巡るだけでは知ることのできない能登の楽しみ方は、花ヨメに教えてもらうのが一番。このプロジェクトでは、花ヨメの普段の生活に触れ、能登暮らしを体感し、その醍醐味を味わえる様々なプログラムを用意している。

「朝釣ってきた魚を網元からもらって昼食にいただく。物々交換で食材を分けたりして、日々、旬を味わっています」と話す金七(きんしち)聖子さん。能登暮らしの良いところで真っ先に挙げるのが、毎日のごはんの美味しさ。透き通ったイカが当たり前のように食卓に並び、厳しい冬を越すために発達した発酵食品で味付けされる料理は格別だ。

 また、美しい海岸線も能登ならではの景観。季節によって姿を変える海、そして地平線に沈みゆく夕日。みなさん、自分だけのお気に入りの場所を知っているので、それぞれの眺望スポットを教えてもらうのも楽しみのひとつだ。

 おそらく一度、能登に足を踏み入れたことがある人は、あふれんばかりの心遣いともてなしに出会ったことがあるだろう。「それがいつものことだから」と、どんなときでも温かく迎えてくれる花ヨメたちの笑顔に胸を打たれる。

 この限りない魅力を持つ彼女たちに会いに行く旅は、心に眠る感性を呼び覚まし、新鮮な驚きと発見をもたらしてくれるだろう。

見事な茅葺き屋根が目を引く重要文化財 時國家の前に、各々の商売道具を持って集う花ヨメたち。建物は、平家の平大納言時忠の子孫が住んだ邸宅で、大黒柱と巨大な梁も見応えがある。 http://www.tokikunike.com/

花ヨメたちが教えてくれる能登の“いいもの”&“いいこと”

 豊かな自然と奥深い文化を育んできた能登。この土地の魅力を誰よりも知る花ヨメたちが素敵な“能登時間”を満喫できる、唯一無二の体験プログラムをご提案します!

» 花嫁のれんづくり/[七尾] きもの処 凛屋
» 一本杉通り女将体験/[七尾] 鳥居醤油店
» 奥能登酒蔵案内と絶景乾杯/[能登町] 松波酒造
» 輪島塗・木地工房見学と漆器体験/[輪島] 輪島キリモト・桐本木工所
» 畑の収穫とれたてごはんと珠洲焼づくり/[珠洲] 古民家レストラン 典座
» 能登の花ヨメ、大集合 能登を感じる体験は、こんなに多彩!

【能登への行き方】

 東京・羽田空港⇒のと里山空港は1時間のフライト。午前、午後の2便が毎日運航している。金沢から能登の陸の玄関口、七尾までは、のと里山海道を利用して車で約1時間20分。

【プリウスPHVでエコに半島巡り】

 能登半島を巡る旅は、のと里山空港からレンタカーを利用しての移動が便利。トヨタレンタリース石川では、プリウスPHVを用意。主な観光地や道の駅に充電スポットが整備されているので、エコな旅を満喫できる。
URL http://www.toyota-rl.co.jp/

能登の花ヨメPROJECT、進行中!
今回ご紹介した体験プログラムは、まだまだほんの一部。ほかにもたくさんの能登を愛してやまない花ヨメたちが待っているので、自分好みの能登旅に出かけてみてはいかが? 詳しくは下記URLへ。
URL http://www.notohana.jp/

能登の花ヨメ プロジェクト事務局(能登半島広域観光協会)
電話番号 0767-53-7767

Feature

能登の花ヨメに会い、その暮らしに触れてみよう!
能登の“素敵”に出会う旅

撮影=榎本麻美
文=直江磨美