“引き出し”の多さに見る、ブランディングの妙

 こうして振り返ると、髙橋は実にさまざまな引き出しを持つ人物だが、そもそもKing & Prince自体が、セルフブランディングに長けているように思う。

 昨今は長年親しんできたSTARTO社のアイドルグループが、メンバーの脱退や解散を発表することも珍しくなくなった。King & Princeもまた、そうした変化を強いられたグループのひとつだ。

 なかでも、2023年に神宮寺勇太、岸優太、そしてグループの顔ともいえる存在だった平野紫耀が脱退したことは、やはり衝撃的だった。メンバーの脱退、それもグループの過半数が去るとなれば、残された側にはどこか悲壮感が漂う。そこからイメージを立て直すことは容易ではなく、結果として活動の規模が縮小するケースもある。

 先行きの見えない状況に置かれながらも、King & Princeは活動休止期間を挟むことなく、二人体制での活動継続を早々に発表した。もともとグループの年少組で、どこか似たような雰囲気をまとう永瀬と髙橋は、その共通性を強みに変え、双子のようなデュオとして華麗なるリブランディングを果たした。

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