年齢を重ねるにつれて自信がついた
――黒木さんも、演じた米良のようにこの仕事を続ける中で、思うようにいかずに悩んだ経験はありますか?
はい、ありました。デビューしたばかりの頃は、まわりの共演者の方々と比べて自分ができていることがとても少ないような気がしてしまって。うまく表現できないのですが、求められていることに全く追いつけていないと不安になってしまっていたんだと思います。芸能界というものもよくわかっていませんでしたし、そのことについて悩んでいた時期もありました。
当時はマネージャーさんに相談して、話を聞いてもらっていました。そこで受けたアドバイスは俳優を続けるにあたって支えになりましたが、年齢を重ねるにつれて経験も増えて、自信もついてきたことも大きかったと思います。それで、徐々に折り合いをつけられるようになっていったんでしょうね。時間が解決してくれた部分も大きいです。
若い頃って、不安なのでその分頑張りすぎてしまうところがありますよね。何事にもがむしゃらに向かってしまうといいますか。もちろんそれは素晴らしいことなのですが、ずっと力みすぎていると疲れてしまう。大人になってからは、どこかでちょっと力を抜く方法を覚えたので、軽やかになりました。
