パリ、そこはフランスのガストロノミーの粋が集まり、しのぎを削る場所。超ラグジュアリーホテルで堪能する、最上の美食と極上のホスピタリティ。
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Prince de Galles (プランス・ドゥ・ガール)
落ち着いた雰囲気のロビー。
カジュアルシックに楽しむレストラン、バー、パティオの美味
1928年創業の高級ホテル、プランス・ドゥ・ガール。数年間の改装工事を経て2013年春にリニューアルオープンを果たした。コンセプトは、“メゾン・ド・リュクス”。創業当時のアールデコの美しさを残し、ラグジュアリー感を大切にしつつも、堅苦しい雰囲気はなく、あくまでカジュアルシックな空間。館内に流れる音楽はクラシックではなくジャズやボサノヴァに。バーラウンジの椅子やテーブルはあえて素材や形をバラバラにし、ダイニングはオープンキッチンにするなど、スタイリッシュな中にも気軽に入りやすい雰囲気をつくっている。
左:アールデコを基調にした天井の高い広々としたバーラウンジ、レ・ズールでは軽食やカクテルを楽しめる。パティオ風中庭も併設。右:2013年春にリニューアルオープン。
シンプルでシックな内装の客室は、落ち着いた心地よさで、ゲストにくつろぎの空間を約束してくれる。
撮影=武田正彦
文=加納雪乃