ナチュラルに盛れる
で、塗ってみてよくわかりました。納得ポイントが大きくふたつあります。
ポイント1、とにかく派手にならずナチュラル。なのに目が大きく見える、目元の存在感がきちんと増す。
ポッピングシルエットシャドウは、“マットな質感”と“きらめくグリッター”という、正反対のふたつの質感と色を組み合わせることによって、まぶたに浮き出るような立体感を引き出し、クリッと丸い目に仕上げるというのがコンセプトです。
このアイテムが生まれた背景をPRの方に聞いてみると、「元々ミュートメイク(ポイントメイクは肌に近い色を使い、ワントーンでまとめるメイク)が流行する中、“淡い色だけを重ねてもぼんやりしてしまう”という声を受けて発売したのがこの製品です。最大の特徴は、“カラーではなく質感の違いによって、浮き出るようなクリッと丸い目もとをつくる”こと。このコンセプトと、実際の色と質感設計が評価されました」とのこと。
実際使用者からは、「淡い色ばかりの4色なのに、ナチュラルに盛れる」「重ねて使うと自然な立体感が出る」「コレを使えば、ぼんやりせずにミュートメイクが似合う!」といった声が多いのだそう。
「トレンドのミュートメイクをしたいけど、色が淡いからなんだか目もとがぼんやりしちゃう……」というジレンマを解決してくれる、という点が最大の人気の理由だと思います。
また、色を目立たせたる目的のものではないので、どの色番号を選んでも変に派手にならない、悪目立ちしないという点も、実は人気の理由のひとつなのでは、と勝手に推察しています。
また筆者は実際に塗ってみて、色自体は確かにそんなに目立たないし、地味? とも感じたのですが、外出時にエレベーターの中の鏡をたまたま見たときに、「目がちょっと大きい? 目もとの印象が強い?」と感じました。
少し離れて顔全体で見たときに、地味かなと感じた目もとの印象がしっかり強まっているのです。それが「ナチュラルに盛れる」ということか、と腑に落ちました。
2024.12.12(木)
構成・文=斎藤真知子