この記事の連載

 1998年に日本の女性誌ではじめて「猫」を特集し、パイオニアだったCREAが、終わらない猫ブームが続くいま、12年ぶりに、猫と人との幸せな関係を紐解きます。

 「CREA」2024年夏号の「猫のいる毎日は。」特集。その一部を抜粋し、掲載します。

CREA 2024年夏号

猫のいる毎日は。

定価980円


 ドラマやCMで見るタレント猫からSNSで話題のスター猫まで、見ているだけで癒される、かわいい猫たちが大集合! 華々しい活躍や日々の成長を追いながら幸せをもらえる天使のような推し猫を見つけよう。

 今回は、会いに行きたくなる接客上手な看板猫。たくさんの人から愛情をたっぷり受け、あざとかわいさで人々を魅了する。接客上手な猫たちの働く現場を直撃!

≫【画像26枚】はたらく看板猫たち(未公開カットも!)


◆Cat's Meow Books(東京・三軒茶屋)

【さつき、あおい、なつめ】

 2017年に三軒茶屋の住宅街に開店した「Cat's Meow Books」は、猫が必ずどこかに出てくる本だけを厳選した猫本専門店。

「元保護猫に書店員として活躍してもらう代わりに、売上の10%を猫の保護活動に寄付しています」と話すのは、店主の安村正也さん。町の本屋が消えていく時代に、猫が本屋を助け、本屋が猫を助ける幸せな循環を生み出している。

 看板猫がいるのは店の奥の扉の向こう。現在は、さつき、なつめ、あおいの3匹が書店員を務めている。

 所々に穴を開けてキャットウオークを設置した本棚は、猫たちにとって最高の遊び場。店舗の天井には、2階の住居と行き来できる穴もあり、突然、猫が降って来るのも楽しい。

『また猫と 猫の挽歌集』

多くの猫を愛し見送ってきた 猫歌人・仁尾智と 多くの“猫飼い”の声を聴いてきた 猫本専門店オーナー・安村正也が贈る、猫の挽歌集。全115首。
仁尾さん直筆サイン入り特装版はこちらから

定価 1,980円(税込)
雷鳥社
≫この書籍を購入する(Amazonへリンク)

Cat's Meow Books

所在地 東京都世田谷区若林1-6-15
電話番号 03-6326-3633
営業時間 11:00~19:00
定休日 月・火曜
X @CatsMeowBooks

2024.07.07(日)
文=田辺千菊(Choki!)
撮影=深野未季

CREA 2024年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

猫のいる毎日は。

CREA 2024年夏号

猫のいる毎日は。

定価950円

人生に大切なことを猫は全部知っています。過去や未来ではなく、いまを生きること。必要なときに食べ、好きなときに眠ること。人に気を使いすぎないこと――。そう、猫は最高! それにしても、私たちはなぜこんなにも、この不思議な生き物に魅了されてしまうのでしょうか。1998年に日本の女性誌ではじめて「猫」を特集し、パイオニアだったCREAが、終わらない猫ブームが続くいま、12年ぶりに、猫と人との幸せな関係を紐解きます。