徐々に世界を旅する人も増えてきましたが、自由に海外へ行かれなかった時期に、日本が誇る四季折々の魅力に改めて気付かされたという人も多いようです。

 だから今こそ、手が届くところにある日本の魅力を再発見してみませんか?

 日暮れが早い冬の時期だからこそじっくり楽しめる夜のイルミネーション、静寂に包まれた雪景色など、ウィンターシーズンの魅力をたっぷり味わいたいもの。

 特集では、各エリアの観光の達人に、その地が誇る自慢の絶景・風物詩について教えてもらいました。

 今回は、埼玉県物産観光協会「ちょこたび埼玉」が選ぶ、冬の風景をご紹介します。

 日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。この先の旅の参考にどうぞ!

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆埼玉県こども動物自然公園 カピバラ温泉

 埼玉県こども動物自然公園は、なだらかな丘陵地に広がる自然豊かな動物園。園内では約180種の動物を身近に感じられる各種イベントが開催され、冬の恒例イベントとなっているカピバラ温泉では、カピバラがお風呂でくつろぐ姿を楽しめる。

「東松山市にある埼玉県こども動物自然公園では、毎年冬から春にかけてカピバラ温泉が開催されます。

 もともと水辺で暮らすカピバラたちに、温かいお風呂をプレゼント。ゆっくりお湯につかるカピバラたちを眺めて癒やされませんか?」(ちょこたび埼玉)

開催日時:2022年11月15日(火)~2023年3月31日(金) 14:00~16:00
※天候やカピバラの気分によって見られない場合もあります。

埼玉県こども動物自然公園 カピバラ温泉(さいたまけんこどもどうぶつしぜんこうえん カピバラおんせん)

所在地 埼玉県東松山市岩殿554 埼玉県こども動物自然公園
https://www.parks.or.jp/sczoo/event/003/003831.html

◆三十槌の氷柱

 三十槌の氷柱は奥秩父の冬の名勝。石清水が凍結して創られた巨大な氷柱の群れが、高さ約8メートル、幅約30メートルにも及び、圧巻の迫力を見せる。

 「『秩父三大氷柱』の1つである三十槌の氷柱は、岩肌から湧き出る湧水が生み出す天然の氷のオブジェ。1年で最も寒さの厳しい1月中旬から2月中旬に見ることができます。

 夜間はライトアップされ、昼間とはまた違った姿を光の中に浮かび上がらせます」(ちょこたび埼玉)

※氷柱の状況は、天候や気温などの条件で変わります。

三十槌の氷柱(みそつちのつらら)

所在地 埼玉県秩父市大滝4066
http://www.chichibuji.gr.jp/misotuchi2021/

2022.12.19(月)
文=佐藤由樹