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 フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが一日一花、暮らしが華やぎ、活力をもらえるおすすめの花をナビゲート。今日は、花を飾ってみませんか?

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4月1の花はバラ「美咲」

 滋賀県在住のバラの育種家・國枝啓司氏が、日本の文化や美意識を追求して作り上げた、草花のような佇まいのバラのシリーズ「和ばら」。

 優しい雰囲気が漂うバラの姿は世界で評価され、現在では「WABARA」として世界に発信されています。

 和ばらは多品種少量生産で、熱狂的なファンも多いため、すぐ品切れになってしまうのですが、この「美咲」は花屋さんに並ぶことが多く、比較的手に入れやすいと思います。

 透き通るような淡いピンク色の花びらがぎっしりと詰まったロゼット咲きで、一輪一輪表情が異なります。

 つぼみから咲きはじめ、散り際まで、さまざまな表情を楽しめるのも魅力です。

 60種類を超えるといわれる和ばらの品種。

 「雅」「葵」「いろは」など、日本らしい名前が付いているものが多いので、そういった品種のバラを見つけたら、花屋さんに和ばらかどうか確認して手に入れてみましょう。

【ピンクのバラの花言葉】上品、しとやか、温かい心、輝かしい、愛を誓います
【ピンクのバラが誕生花の人】3月26日、4月15日、6月4日、6月17日、7月17日生まれ

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佐藤俊輔(さとう しゅんすけ)

フラワーデザイナー。大手百貨店退社後、花の世界へ。2014年モナコ国際親善作品展国内選考会で特別賞を受賞。'17年「女性自身」(光文社)、’19年日本最大級の花材通販「はなどんやアソシエ」にて季節のアレンジメントを連載。’20年から、CREA WEBにて「Playful Flower Life!」連載中。

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今日、花を飾るなら。
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フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが一日一花、暮らしが華やぎ、活力をもらえるおすすめの花をナビゲート。花にまつわるトピックスや飾り方などもあわせて紹介します。今日は、花を飾ってみませんか?

 

2022.04.01(金)
文=佐藤俊輔
イラスト=佐藤弘昌