興味を持ったことに対して、自分が動かないともったいない

――『SING/シング』はシリーズを通して、夢を見て叶えることの尊さも伝えてくれています。今、長澤さんが見つめている夢、もしくは“ネクストステージ”と言うと何でしょうか?

 海外の方と一緒にお仕事をしてみたいです。あとはやっぱり、自分でも何度も観返したくなる作品を作ることが目標です。自分の作品でまだ「もう1回あれ観たい!」と思えるものがないので、頑張りたいです。

 尊敬している俳優さんと「一緒に仕事したいね」と話したりもしていて。そうやって言っているだけではなく、「自分たちからお願いしたりしていくのも大事だね」ともよく話しています。

 以前、三谷(幸喜)さんからも、「人生は意外とあっという間ですから、やりたいと思ったことはやったほうがいいですよ」と言われたんです。興味を持ったことに対して、自分が動かないともったいないなとやっぱり思っています。

――三谷さんのお話もですが、周りの皆さんから刺激を受けることも多いですか?

 はい。今は俳優も作品を撮っていたりするし、新たなチャレンジをしている方も多いですよね。先輩後輩関係なく様々な方に影響を受けて日々過ごしています。

2022.03.17(木)
文=赤山恭子
撮影=杉山拓也