休眠から目覚めた木や草が花を咲かせ、景色を鮮やかに染め上げる春がやってきました。

 「いつか行きたい! 『日本にしかない風景』再発見」2021年春篇に、新たな景色を追加して、2022年版をお届けします。

 四季があり、自然の移ろいを感じられる日本。各エリアの観光の達人が選ぶ、その地に息づく春色の景色をお楽しみください。

 今回は、長崎観光ポータルサイト「ながさき旅ネット」岩崎 恵さんが選ぶ、春の風景をご紹介します。

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆魚津ヶ崎公園

 西海国立公園内に位置する魚津ヶ崎公園は、周辺の磯釣り場やキャンプ場とともに、美しく豊かな自然を満喫できるレジャー公園。

 「五島列島福江島にある魚津ヶ崎公園は、遣唐使船日本最後の寄泊の地として有名です。

 公園一面に花畑が広がり、春は菜の花や紫陽花、夏にはひまわり、秋にはコスモスが咲き誇ります。春の快晴の日には、菜の花の黄色と、海と空の青色のコントラストが見事な色彩美を見せてくれます。

 また、魚津ヶ崎公園からは、夕日が空と海、島々を赤く染め、西海の縁へと落ちていく幻想的で美しい光景も眺められます」(長崎観光ポータルサイト「ながさき旅ネット」岩崎 恵さん)

魚津ヶ崎公園(ぎょうがさきこうえん)

所在地 長崎県五島市岐宿町岐宿1218-1
https://www.nagasaki-tabinet.com/islands/spot/61164

◆フルーツバス停と菜の花

「長崎県諫早市の小長井地域の道路脇に突如出現するフルーツ。イチゴやメロン、ミカンなど、フルーツをかたどったバス停『フルーツバス停』です。まるでおとぎの国みたい! とインスタ映えスポットとしても人気。春は菜の花、夏はひまわり、秋はコスモスが咲き誇り、さらにフォトジェニックに」(長崎観光ポータルサイト「ながさき旅ネット」岩崎 恵さん)

フルーツバス停と菜の花(フルーツバスていとなのはな)

所在地 長崎県諫早市小長井町
https://www.nagasaki-tabinet.com/guide/63101

2022.03.08(火)
文=CREA編集部