ナシレマッなど定番のマレーシア料理も人気

 さて、店主のジェイソンさんはマレーシアのジョホール出身。「マサマサ」では、ジェイソンさんが幼いころ食べていた家庭料理を提供。

 つけダレやサンバルなど調味料からすべて手作りで、どれも辛すぎず、日本人にとってもどこか懐かしい味わいです。

 そして、看板メニューがこちら。現地で「ティフィン」とよぶホーローのお弁当箱につめたおかず類。

 現在ティフィンで提供しているのは、「揚げ春巻き」「しょう油ソースの茹で野菜」「手羽先の塩卵唐揚げ」「カレー付き揚げ万頭」など。どれもご飯がぐんぐんすすむ味で、とくに発酵豆腐の南乳に漬け込んだ「南乳豚唐揚げ」は絶品です。

 多民族・多文化が共存するマレーシアの料理は、バラエティ豊か。そのなかでヘルシーNo.1の人気料理「ルイ茶」をこの機会にぜひ!

マサマサ(MASAK MASAK)

所在地 東京都千代田区九段南3丁目5-5 グレース和平 1F
電話番号 03-6261-4147
営業時間 ランチ 11:00~15:00、アフタヌーンティー 15:00~19:00、ディナー 18:00~22:00(予約制) ※最新の営業時間はお店のウェブサイトで確認を
定休日 日曜・祝日、第1・第3月曜
https://masakmasakjp.com/

マレーシアごはんの会
古川 音(ふるかわ おと)

「マレーシアごはんの会」にて、マレーシア料理店とコラボしたイベント、マレーシア人シェフに習う料理教室を企画・開催。クアラルンプールに4年滞在した経験をもつ。近著は『マレーシア 地元で愛される名物食堂』(ダイヤモンド社)。
オフィシャルサイト http://malaysianfood.org/

Column

マレーシアごはん偏愛主義!

現地で食べたごはんのおいしさに胸をうたれ、風土と歴史が育んだ食文化のとりことなった女性ふたりによる熱烈レポート。食べた人みんなを笑顔にする、マレーシアごはんのめくるめく世界をたっぷりご堪能ください。

2021.03.17(水)
文=古川 音(マレーシアごはんの会)
写真提供=MASAK MASAK