ひとつ鍋を囲む楽しさは、今も昔も変わらない。東京の下町には、長い歴史の中で磨かれた名物鍋が、今日も多く残っています。気分も改まる年末年始、古きよき味を受け継いだ、伝統の鍋料理を食べに出かけ、日本の食文化に思いを馳せてみたいもの。
そこで今話題がいっぱいの東京下町エリアで食べられる、リュクスな鍋料理を4回に渡って紹介。今回は[本所]のあんこう鍋。
あんこう鍋/割烹 三州家(東京・本所)
あん肝を溶いただしで煮込む名物鍋
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裏ごししたあん肝と味噌を溶いただしを鍋に張り、運ばれてきた鍋を火にかけて待つこと20分。味噌のいい香りが漂ってきたらOK。とろとろに煮えてふるふるの身は最高。あんこう鍋会席コース1人4,725円~
正統派の和食をリーズナブルに供するお店として、明治22年の創業以来、下町で愛されてきた。1987年に4階建てのビルに一新し、気軽な椅子席から広間までを備え、多彩なニーズに対応。なかでも、冬の訪れとともに始まる、名物の鍋料理を心待ちにする人は多い。いちばん人気は、七つ道具と言われ、捨てるところのない魚、あんこうの鍋。吊し切りにした各部位を、あん肝を溶いた濃厚なだしのなかでじっくり煮込むのが三州家流。皮やひれから溶け出したゼラチン質で翌朝のお肌はツルツル。おいしく食べてきれいになれる、一石二鳥の鍋だ。
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【ぶらり寄り道!】
ソラマチで絶品手美人クリームを
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電話番号 03-6456-1552
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割烹 三州家
所在地 東京都墨田区本所4-17-3
電話番号 03-3622-1230
URL http://sansyu-ya.co.jp
営業時間 11:30~21:00
定休日 不定休
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photographs:Setsuo Sugiyama / Akinori Maekawa
text:Hiroko Komatsu / Shojiro Yano
Special Thanks:Kyushu tourism promotion organization