江戸から令和に至るまで、日々移ろいゆく東京の風景は、日により時間により様々な顔を見せてくれる。

 予約不可の秘密の小部屋から、天気によってがらりと変わる風景まで、この街を愛しく感じるひと席をご紹介。


東京奥多摩の酒造で
清流と美酒に憩う一日

●澤乃井園

「澤乃井園」から続く吊り橋。

 東京の奥座敷、奥多摩で1702年に創業した小澤酒造。

 都内で最も西に位置する造り酒屋の広大な敷地には、酒蔵をはじめ、きき酒処、豆腐料理店、甘味処などがあり、多摩川のほとりには四季折々の風情を楽しめる庭園「澤乃井園」が広がる。

食券で注文する軽食の人気メニュー。冷奴 380円、しそ味噌豆腐 400円、東京蔵人 845円(すべて税込)。

 清流沿いに設けられたあずまやは、園内の売店で購入した日本酒や、自家製豆腐などの軽食を楽しめる憩いのスポット。

 奥多摩の湧き水で醸す日本酒は定番を含め約20種類揃い、冬の間は毎月新酒が登場する。

吊り橋から望む御岳渓谷と多摩川。
坂の上に立つ酒蔵の見学は1日4回、予約制。月曜定休。

 酒蔵見学を楽しんで、御岳渓谷の豊かな自然の中で造りたての日本酒と素朴な料理を味わえば、気分は極楽。

酒蔵の入り口に祀られた神棚。

澤乃井園
(さわのいえん)

所在地 東京都青梅市沢井2-770
電話番号 0428-78-8210
営業時間 10:00~17:00 (軽食 11:00~16:00)
定休日 月曜(祝日の場合は翌火曜)
http://www.sawanoi-sake.com/

Feature

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Text=Megumi Komatsu
Photographs=Takashi Shimizu

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