美人を磨く5つの体験

 江戸美人滞在では、主に5つの個性的な体験が用意されています。

 まずは、つまみ細工で小さな布片で表現される世界観に感嘆。そして、折形では「包む」という文化の美しさを再発見します。

 さらに茶の湯でおもてなしの心を学び、三味線のお稽古にも挑戦できます。 

#01 つまみ細工体験

 小さな布片をつまんでは折り畳み、美しい作品世界を創り上げる「つまみ細工」。

 江戸時代から伝わるこの伝統工芸の技を教えてくださるのは、古屋 麗さん。ピンセットを使って作品を仕上げていくのは、一見するととても難しそう。でも、実際に体験してみると、どんどん上達できるので楽しさいっぱい。初心者でもすぐに完成させられるのがうれしいところです。

#02 折形を学ぶ

 折形とは、600年以上の歴史をもつ武士の礼法。人にものを贈る際、和紙で包むことによってさまざまな気持ちを込める伝統文化です。紙を折ることで表現される奥深い世界をお部屋で体験します。

#03 茶の湯に触れる

 清々しい朝のひとときは、障子越しのやわらかな光に包まれるロビーで茶の湯体験を。

 日本が誇るおもてなし文化を学びながら、一服の抹茶で気分もすっきり。さらに、お土産として特注茶碗と茶せんも用意されているのが、うれしいサプライズ。自宅でもお点前を楽しめます。

#04 三味線のお稽古

 その弾く動作は、美しい所作・仕草につながるとされ、江戸女性の嗜みだった三味線。日本伝統の楽器として誰もが知っていますが、実際に触れたことがあるという人は、きっと少ないはず。

 江戸美人滞在では、江戸発祥の山田流筝曲萩岡派四世、萩岡松韻氏の監修によるお稽古という、贅沢な時間を実現しました。

 背筋を伸ばしてお稽古に集中し、一曲弾けたときの感激は格別です。そして、つかの間のレッスンが終わったあとには、三味線がぐっと身近に感じられ、その魅力の虜になっていること間違いなし。

#05 スパと美味に癒やされる

 江戸の女性たちは、米糠の入った布袋で顔や体を洗って美肌を守ったといわれています。そこで江戸美人滞在では、米糠オイルを用いたオリジナルのスパトリートメントも体験できます。江戸の美容術を現代風にアレンジしたボディトリートメントでとろけるような時間を満喫し、仕上げには東京・利島(としま)産の椿油で髪の保湿ケアをします。

 さらに、体の内側からも美人になれるように、朝食には江戸の伝統野菜の滋味が詰まった「江戸美人御膳」を用意。江戸東京野菜の「内藤かぼちゃ」「早稲田ミョウガ」をはじめ、江戸味噌や佃煮など、東京食材の多彩さには驚くばかり。そして、その美味しさを知ることは、新鮮な食体験となります。

 また、静寂に包まれる客室でゆったりと安らぎ、地下1,500メートルから湧き出る「大手町温泉」の湯に癒やされるひとときも、江戸美人滞在の大きな魅力です。

 東京の真ん中にいながら、東京にいることを完全に忘れさせる非日常を用意する星のや東京。

 東京という街に受け継がれてきた伝統文化の素晴らしさを実感しながら、ここでしかない体験できない唯一無二の滞在を楽しむことができるのです。

星のや東京

所在地 東京都千代田区大手町1-9-1
電話番号 0570-073-066(星のや総合予約)
客室数 84室
料金 1室 83,000円~、江戸美人滞在 98,000円~(宿泊料・夕食別・14日前までに要予約)
サービス料 10%
https://hoshinoya.com/

Feature

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文=矢野詔次郎
撮影=志水隆

この記事の掲載号

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在は異なる場合があります。