新鮮な近海シーフードで
本来の広東料理を堪能

 東西の交差点である香港では、輸入食材を多用するレストランが一般的だ。

 だが、この店では、古来、地の利を生かして漁業が営まれてきた香港ならではの近海シーフード、郊外の自家菜園で安全に育てた野菜、生産量がとても少ない貴重な香港産の豚や鶏など、ほぼすべての料理に地産の食材を使っている。

 また、店のすぐ隣に水槽を備えた倉庫を持ち、契約漁師から毎朝仕入れる魚介類を、調理する直前まで泳がせておく。ダニーさんによると、これが本来の広東料理のやり方とのこと。

 棚に並んでいるのは、手作りした豆板醤やXO醬といった調味料類。 なんと店で使う調味料は、醬油以外すべて自家製なのだ。

 20年熟成させた塩漬けのレモンや、7年もののバラの花びらの砂糖漬けといった、降り積もった時間だけが実現できる奥深い風味と、抜群に鮮度のいい食材が出合い、この店でしか体験できない唯一無二の味を作り出す。

 香港旅行が決まったら真っ先に予約してほしい、とっておきの一軒だ。

大班樓
The Chairman

所在地 No.18 Kau U Fong, Central, Hong Kong
電話番号 2555 2202
料金 要予約 ※コース700香港ドル~
営業時間 12:00~15:00、18:00~23:00
定休日 無休
http://www.thechairmangroup.com/

Feature

極上の中華、香港にあり!
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Text=Shifumi Eto
Photo=Takashi Shimizu
Cooperation=Hong Kong Tourism Board