ミラノっ子が行列するレストランは
「魚介のパニーノ」ブームの震源地

　再開発計画によって変貌を遂げるこの地区。

　かつて“泥棒のアジト”といわれていたガリバルディ駅北側のイゾラだがそんな荒れた面影は鳴りをひそめ、おしゃれな下町へと変身中。

　話題のスポットが続々と誕生している駅周辺エリアへ!!

ミシュラン星付きレストランで
研鑽を積んだシェフが監修

●PESCARIA
(ペスカリア)

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　南イタリア、プーリア州のストリートフード“魚介のパニーノ”をひっさげて、2014年、ミラノにこの「ペスカリア」1号店がオープン。

　ミラネーゼにとってヴァカンスの味である魚介のパニーノの登場で、たちまちブームの震源地となった。レシピはミシュランの星付きレストランで研鑽を積んだシェフが監修。

　ぷりぷりのエビにはラズベリーソース、まるごと揚げたタコの足にはイチジクの果汁を煮詰めたソースやアンチョビを合わせるなど、ミラネーゼ向けに、グルメなパニーノにアレンジされている。

　氷を敷き詰めたショーケースには新鮮な魚貝も！　グラスワインも日替わりで6種類。

　ワイン片手に生ガキをつまむ人、パニーノにかぶりつく人で、いつも行列ができるほど賑わっている。

Text＝Megumi Takahashi
Photo＝Atsushi Hashimoto