再開発計画によって変貌を遂げるこの地区。
かつて“泥棒のアジト”といわれていたガリバルディ駅北側のイゾラだがそんな荒れた面影は鳴りをひそめ、おしゃれな下町へと変身中。
話題のスポットが続々と誕生している駅周辺エリアへ!!
“食へのリスペクト”を
料理で表現
●RATANÀ
(ラタナ)
公園の中に佇む一軒家のレストラン。春夏にはオープンエア席もオープンし、気持ち良く食事ができる。
新鮮な素材の魅力を際立たせた、コンテンポラリーな伝統料理を提供。素材の味が迫ってくるシンプルでライトな料理のファンも多い。
「料理が世界を動かす」と語るシェフのチェーザレ・バッティスティさんは、野菜から肉、魚まで、食材の小規模生産者を探し求めてコラボレーションし、食材とそれを生み出す人にとってのサステナビリティも重視している。
「食材は余すことなく使う。それが作った人へのリスペクト」。ワインもイタリアの小規模ワイナリーのものを中心に約600種類を揃える。
そんな彼はスローフード協会の会長に「微笑みながら、芸術的に農村と都会を結びつける人」と評されている。
自家製チーズや季節の野菜のパスタで、おなかが一杯になっても、絶対に試してみたいのがドルチェ。
野菜やオリーブオイルを使った美しい一皿で食事を締めくくりたい。
RATANÀ
(ラタナ)
所在地 Via Gaetano de Castillia 28, Milano, Lombardia
電話番号 02-87128855
営業時間 12:30~14:30(L.O.)、19:30~23:30(L.O.)
定休日 無休
https://www.ratana.it/
※要予約。アペリティフタイム(18:30~20:30)
Feature
ミラノの最旬エリア
イゾラの注目スポットへ
Text=Megumi Takahashi
Photo=Atsushi Hashimoto