マカオ料理の定番メニューなど
しっかり食べられるフードも!
スイーツやセイボリーだけではないのが「Chá Gordo」のすごいところ。
マカオ料理の定番メニューとして知られる「アフリカンチキン」と「ミンチィ」をテーブルでオーダーすることができます。
どちらもライス付きとなり、これだけでしっかり一食分といったところで、単なるスイーツビュッフェの枠を超えています。「Chá Gordo」に来る日のランチは軽めで大丈夫です。
アフリカンチキンは、スパイスがよく効いたピリ辛の味付け。
ネタさんにお話を伺うと、アフリカンチキンは、200年ほど前にポルトガルの船乗りたちが寄港したアフリカやインドの香辛料をふんだんに使って生まれたメニューで、ファミリーに代々受け継がれてきたレシピを忠実に再現したそう。
あえてローカライズせず、甘いものは甘く、辛いものは辛く、オリジナルに近い味を提供することにこだわっているとのことでした。ミンチィは濃いめの味付けで、白いご飯によく合います。
取材に訪れた日、会場は満席でした。実は、2週間待ちでようやく予約することができたのです。店内を見渡すと、マカオ在住のポルトガル系の家族連れが多いように見えました。
ネタさんがテーブルを回って積極的にゲストとコミュニケーションを取る姿も印象的でした。
各メニューの紹介をマカニーズの歴史、文化的背景を交えてわかりやすく英語で説明していただき、より深くマカオに触れることができたのも良い経験となりました。
日本円にして約2,200円!
コスパの良さが光る
セントレジスといえば、世界で名だたる高級ホテルとして知られる存在。アフタヌーンティーといっても、お値段が気がかりです。
ズバリ、「Chá Gordo」のお値段は1人あたり148マカオパタカ+サービス料10%で、日本円にして約2,200円となっています。
この値段で、高級感あふれるセントレジス のレストランで、上で紹介したようなスイーツと食事が食べ放題なわけですから、コストパフォーマンスは最高といえます。
「Chá Gordo」の提供時間は毎週土曜日の午後3時から5時半まで。たいへん人気のため、早めの予約がベターです。
Cotai Central
所在地 澳門澳門路氹連貫公路 澳門瑞吉金沙城中心酒店1樓
電話番号 2882-8898
Chá Gordo提供時間 毎週土曜日 15:00~17:30
https://www.themanormacao.com/
※メニュー、価格は取材時のもの。今後変更になる可能性もあります。
勝部悠人(かつべ ゆうじん)
大学時代にポルトガル語を専攻。大学卒業後、日本の出版社に入社し、旅行・レジャー分野を中心にムック本の編集を担当したほか、香港・マカオ駐在を経験。2012年にマカオで独立起業し、邦字ニュースメディア「マカオ新聞」を立ち上げ、現地最新トピックを日本市場に向け毎日発信している。
マカオ新聞 http://www.macaushimbun.com/
文・写真=勝部悠人(マカオ新聞)