カプリブルーの海に囲まれたグラマラスなリゾート、カプリ島で過ごすドルチェ・ヴィータ。立ち寄りたいショップからホテルまで、カプリを満喫するための情報を4回に渡ってお届けします。

>> 第1回 グラマラスなリゾート、イタリア・カプリ島
>> 第2回 カプリ・リゾートの歴史を彩ってきた名門ホテル
>> 第3回 スーパースタイリッシュな趣で、海に染まる滞在

 20世紀半ばのグラマラスなリゾートの印象が強いカプリだが、古代ローマからの景勝地。アウグストゥス帝はイスキア島よりカプリを愛し、ティベリウス帝は12もの別荘を建て、晩年を過ごした。

 有名な青の洞窟にも、ティベリウス帝が使っていたと考えられる痕跡が残る。洞窟内の水中からはポセイドンと思われる石像も発見されているのだ。とまあ、この島を訪れるなら、ティベリウス帝のことを少し調べて行くと面白い。

人気の青の洞窟だが、天候によっては入れないことも。陸路で行く場合は、情報を得てから出かけよう。洞窟内に入るときは小舟に寝そべるので、多少汚れてもOKな服装がいい

 で、青の洞窟に行くなら、陸路がおすすめ。港から船で行くと、洞窟前で小舟に乗り換えの時間がかかる。陸路ならすぐに小舟に乗り込めるという次第。カプリ地区からタクシー30分弱で到着。朝一番、誰もいない洞窟を我がものにできる。ちなみにタクシーは日除けはあるが、オープンカー。くれぐれも日焼け止めを忘れずに。

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photograph:Atsushi Hashimoto
realization & text:Satsuki Ohsawa
coordination:Michiko Ohira