保存食と温泉でキレイをつくる
◆星のや軽井沢
澄んだ空気に包まれた“山あいの理想郷”とも称される「星のや軽井沢」では、信州の冬の寒さを生かして作る保存食と温泉入浴をセットにした、2泊3日のスパプログラムを提案。
信州の保存食を使った食事やドリンクで身体の内側から、干し柿生産の際に出る柿の皮エキス配合の化粧品を使ったスパトリートメントで、冬の乾燥でくすみがちな肌を外側からケア。
さらに身体を温める温泉アクティビティも行うことで、身体の内側と外側の両面からのアプローチによって、全身を温めてキレイを目指すプログラム構成となっている。
この「寒干(かんかん)美人滞在」のポイントは大きく3つ。
その1つ目が、柿の皮エキスを含むローションマスクを使ったスパトリートメントだ。
信州では、寒さの中で食材を干すことで、寒天や干し柿など、さまざまな保存食を生産している。それらの保存食は優れた栄養価から、健康や美容に適した食材として注目されはじめているのだとか。
そんな干し柿のエキスをたっぷりと全身に享受できるのが、このトリートメントの特徴。
2つ目のポイントは、身体を温める温泉アクティビティと湯上がりの干し林檎ティー。
宿泊者専用の温泉「メディテイションバス」で行う温泉アクティビティ(水着着用)は、39℃前後のぬるめの温泉で行うストレッチやフローティング。温熱効果によって身体の芯まで温まる。
そして、湯上がりには、少量の寒天を溶かした干し林檎ティーを。
そして、信州の保存食を使用した特別朝食が3つ目のポイント。
“寒干し大根”の炊き合わせや、干し野菜の旨みと食感が特徴の焼きたての出汁巻き卵などが膳に並び、主食には、冬の寒さを生かして作る伝統食“凍り餅”と米を約10種類の干し野菜・干しきのこの出汁で炊き上げた“餅かゆ”が供される。
また、外気温がマイナスになる軽井沢の冬の早朝、目覚めのドリンクとして寒天を溶かした温かい甘酒が客室に届くのもうれしいサービスだ。
2泊3日のゆったりとした滞在で、身体ぽかぽか肌つるつるに。冬の寒さや乾燥が気になる、日ごろの疲れを癒したいなら、ぜひこのプログラムを自分へのご褒美に。
星のや軽井沢
所在地 長野県軽井沢町星野
電話番号 0570-073-066(星のや総合予約)
https://hoshinoya.com/karuizawa/
文=立花奈緒(ブレーンシップ)