今、注目のイタリア食材

 参加した260の生産者のなかには、すでに日本に輸出している大手のメーカーもあれば、家族だけの手作業でバジルペーストを作ったり、手搾りのりんご果汁を瓶詰めするなど、イタリアならではのアルチザンスピリッツが生きた、知られざる生産者もたくさん。自分の勘と舌に頼って、お気に入りの商品を探すのがなんとも楽しい。

 では、会場内で見つけた、“注目!”の美味食材をいくつか挙げてみよう。

左:甘いオリーブ 右:イタリアビール

甘いオリーブ
 ほのかな甘みを含ませた黒オリーブ。ホールから、タプナード風のソースやペーストまで、数種類。パンに焼き込んだり、ヨーグルトに入れたり。オリーブの知られざる魅力を教えてくれる。

イタリアビール
 シャンパンボトルに詰められたエレガントな味わいのものから、フルーティなものや苦味の強いもの、また生姜やスパイス入りまで、多彩。ワインやカクテルのように味わって飲んだり、食事に合わせて楽しむビールが急増。確実にブームのきざし。

左:パスタ「グラニャーノ」 右:トリュフキャビア

パスタならナポリのグラニャーノ
 ベスビオ火山からの熱風でパスタを乾かしたという伝統を持つ、ナポリのパスタが今、再び注目を集めている。なかでも品質の高さで、一歩も二歩もリードしているのがグラニャーノ産。日本でもネットで販売しているので、興味のある人はぜひ。

トリュフキャビア
 見た目はキャビア、口に含むとトリュフの香りが広がる小さな宝石。海藻がベースのイミテーションキャビアだけれど、トリュフの贅沢感で、アペタイザーのニューヒーローになりそう。

オープンキッチンレストランでカジュアルランチ

色鮮やかなオープンキッチン

 会場の中ほどには、活気あふれるオープンキッチンスタイルのレストランがあり、アンティパストミスティ、リッボリータ、きのこのタリアテッレ、パニーニなど、日替わりで4~5種類のメニューが食べられる。テーブルセッティングのお洒落っぷりには、なるほどと、うならざるを得ない。

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