13軒の湯宿の至福の朝ごはんとは？
「星野リゾート 界」のご当地朝食

栃木の名物料理“しもつかれ”って？

 絶賛発売中のCREA2017年4月号「美容の整理整頓、はじめる。」は、シンプル美容を大特集。新しいことを始めるのにぴったりの季節に、美容にまつわるあれこれも整理してリスタートしたい。

 健やかにきれいになるには朝食から。というわけで、今回は旅先の朝食に注目。星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」で提供される、地域色のある食材や郷土の調理法を採り入れた“ご当地朝食”を紹介していこう。

●星野リゾート 界 加賀
“治部煮(じぶに)朝食”

江戸時代に武家から庶民まで広く親しまれ、現代も金沢を代表する郷土料理、治部煮。

 山代温泉の「星野リゾート 界 加賀」には“治部煮(じぶに)朝食”が登場。治部煮は鴨肉や鶏肉に小麦粉をまぶし、野菜などと合わせて煮る金沢の郷土料理。界 加賀では、鶏肉、ねぎ、にんじんなどの野菜を甘辛く味付けし、加賀特産のすだれ麩やしいたけを加えて煮る。朝から充実の朝食だ。

●星野リゾート 界 津軽
“貝焼き味噌朝食”

ホタテの貝殻に盛りつけられた貝焼き味噌は芳醇な香り。

 大鰐温泉の「星野リゾート 界 津軽」には、ホタテが名産の青森ならではの、“貝焼き味噌朝食”が。ホタテの身と鰹節、ねぎを味噌で味付けし、卵でとじた津軽の郷土料理、貝焼き味噌をメインにした朝食だ。香ばしい香りでご飯がすすみそう。

●星野リゾート 界 川治
“鬼子蔵汁(きしぞうじる)朝食”

醤油ベースの具だくさん鍋、鬼子蔵汁がメインの朝食。

 川治温泉の「星野リゾート 界 川治」では、“鬼子蔵汁(きしぞうじる)朝食”を用意。餅やにんじん、ごぼうなどがごろごろ入った醤油ベースの具だくさん鍋だ。インパクトのある名前だが、川治に住む鬼子蔵さんが、病床の妻に食べさせたところ完治したという言い伝えがある郷土料理なのだとか。

●星野リゾート 界 鬼怒川
“しもつかれ朝食”

2月最初の午(うま)の日につくられる栃木の郷土料理「しもつかれ」の朝食。

 鬼怒川温泉の「星野リゾート 界 鬼怒川」のご当地朝食は“しもつかれ朝食”。しもつかれは、無病息災を祈り、初午の日に赤飯とともに稲荷神社に供えられる伝統的な郷土料理。ヤシオマスやにんじん、大根、大豆を粗くおろして味噌で煮込んだ一品は、滋味深い。

文＝榎本市子