浜名湖畔の温泉宿でお茶の魅力を再発見
好評発売中のCREA8月号の特集は「いまの47都道府県いいとこどり」。全国47都道府県のいいとこ、いいもの、おいしいものを紹介している。
それにちなみ、ここでは、温泉旅館ブランド「星野リゾート 界」が各地で展開する、伝統工芸や伝統芸能に触れられる体験プログラム“ご当地楽”を紹介しよう。
浜名湖のほとりに佇み、全室レイクビューの「星野リゾート 界 遠州」。ここでのご当地楽は、日本一のお茶どころ静岡ならではの“美茶楽(ビチャラク)”のおもてなし。地元のお茶屋さんやお茶農家と厳選した茶葉を用意し、お茶の魅力を再発見できる滞在になっている。
お茶屋さんに学び知識と技術を向上させたスタッフが、静岡茶の伝道師となってもてなしてくれる。
季節ごとにお茶にまつわるご当地楽が用意されているが、夏は“冷茶のお茶三煎”。お茶を抽出する温度や時間を変えて、移ろう味わいを楽しむお茶会だ。冷やしてじっくり抽出するお茶の味の変化を楽しもう。また、お茶の基本を学びながら、お茶をブレンドする“合組(ごうぐみ)”で、自分だけのお茶作り体験もできる。
また「星野リゾート 界」では、その土地の伝統工芸などの作家とコラボレーションした“ご当地部屋”を用意しているが、「界 遠州」はすべてがご当地部屋。
現在では希少な浜松の伝統的織物「遠州綿紬」をプロデュースする「ぬくもり工房」とのコラボレーションで、すべての客室に職人の手による遠州綿紬のアイテムを用意。美しい浜名湖の眺めとともに、遠州綿紬の独特の風合いを楽しもう。
星野リゾート 界 遠州
所在地 静岡県浜松市西区舘山寺町399-1
電話番号 0570-073-011(界予約センター)
URL http://kai-ryokan.jp/enshu/
文=榎本市子