河口湖を見下ろす丘陵地にスコープ状のキャビン(客室)が並ぶ。 樹海を歩くのは2日目の早朝。すでに秋の気配が感じられる。 約1200年前の噴火による溶岩の上にできた青木ヶ原樹海。 冷え固まった溶岩流の上を苔が覆い、それを土台に樹海の原生林が形成された。 呼吸を意識した「森のストレッチウォーク」で体と心肺機能を高地に慣らす。 河口湖を望むキャビンのテラスリビングで「エナジーバー」を作ろう。 ナッツやドライフルーツを石臼でたたき、ココナッツオイルでまとめる。 オーブンシートに包んで細長く整形し、客室内の冷蔵庫で冷やし固めておく。 ラベンダーやペパーミントなどのハーブで作るバスソルトも自分好みのブレンドに。 1日目の夕食は、栄養バランスがよく胃腸に過度の負担をかけない「豆乳鍋」。 雄大な富士山を間近に感じながら、緩やかに時が過ぎていく。 クラウドテラスの最上部には焚き火が灯るラウンジやライブラリーカフェがある。 麓のレセプションで、グランピングを楽しむアイテムが入ったリュックを選ぶ。 ユニークなデザインのキャビン。全室が河口湖とその先の富士山に向けられている。 居室の3分の1は屋外化したテラスリビング。暴風雨でもない限り終日使用できる。 雨の日でも外に出られるよう、長靴が用意されている。 焚き火を囲むラウンジと、薪ストーブのあるライブラリーカフェ。 ライブラリーカフェの蔵書は、旅や里山の自然、外遊びに関するものが中心。 「森のひととき」(14:30~17:30)には、飲みものやおやつのサービスが。 暑さが和らぐこれからの季節は、タープの下で飲みものや本を楽しむのもいい。 樹海に数ある溶岩洞穴のなかでも、とりわけ神秘的な雰囲気の「竜宮洞穴」。 朝、キャビンに届けられるジンジャーミネストローネ。体を温め目覚めさせる。 「剗海神社」の鳥居の奥には深い森が広がっている。 樹海とはいえ遊歩道が整備されているので、道から外れなければ迷う心配はない。 竜宮洞穴の入口近くに見える小さな社が「剗海神社」。何とも神秘的な雰囲気。 短時間でも深い癒やしが得られる「樹海瞑想」。 ゴツゴツとした溶岩台地をウォーキング。吹き出す汗が気持ちいい。 途中、グランピングマスターが用意してくれた冷たい野草茶でリフレッシュ。 星のや富士。