多くの世代に愛され続ける国民的アニメーション「まんが日本昔ばなし」が舞台化されます。
主演は、和装がすっかりなじんだ藤原紀香さん。舞台にかける意気込みをはじめ、梨園の妻として、俳優として多忙な日々を送るタフなマインドの保ち方や、変わらぬ輝きを放ち続ける美の秘訣、そして、夫婦の温かい日常まで、幅広く語っていただきました。
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これまでの人生は七転び八起き
――1992年に「ミス日本グランプリ」を受賞して芸能界に入られたわけですが、子どものころから俳優志望だったのですか?
子どもの頃は、巫女さんや海洋生物学者、考古学者、社会科の先生、海外レポーターなど、さまざまな職業に憧れていました。俳優になれば、役として何にでもなれるのでは、と芸能界に興味を持つようになりました。
――デビュー当時は経済的に苦しい時期もあり、階下の焼肉店の香りを「おかず」にご飯を食べていた、というエピソードを伺いました。若いころから、精神的に強かったのでしょうか?
いえ、これまでの歩みは、壁にぶつかっては気づき、また走り出しては新たな壁に突き当たる、その繰り返しでした。亥年生まれの性分でしょうか、まさに「七転び八起き」のような人生を歩んできました。
――その不屈の歩みの中で、現在のしなやかな強さや、豊かな人生観はどのように培われたのですか。
転機となったのは、1995年の阪神・淡路大震災でした。あの経験を経て、ただ「生きている」ということ、その一点だけで心から感謝すべきなのだと痛感しました。
さらにその後、開発途上国の子どもたちと出会い、また、現地でひたむきに活動を続ける日本人から多くのことを学びました。
その日々の中で、「当たり前」のことなど何ひとつないのだと、身に染みて感じるようになりました。今、こうしてこの瞬間を生きていられること自体が奇跡なのだと思っています。生かされているからには、まだまだやらなくてはならないことがある、果たすべき役割があるのではないか、そう自然と思えるようになったんです。
