マイナスイオンが心も体も癒やす
那須の2大ヒーリングスポットへ！

■沼ッ原湿原
四季折々の鮮やかな色合いを愛でる場所

湿原内の歩道はよく整備されているものの、駐車場から山道を歩くのでスニーカー、できればトレッキングシューズを用意したい。

 那須連山の西端、標高1230メートルに位置する亜高山帯の湿原。那須ICからは車で約40分、100台程度が停められる駐車場から山道を15分ほど歩くと到着する。東西に約250メートル、南北に約500メートルという広さで、木製の歩道を伝って一周することができる。

秋に可憐な花を咲かせる、リンドウ科のアケボノソウという植物。

 見所は、約230種類が確認されている豊富な植物。春のザゼンソウ、初夏のニッコウスゲ、夏のノハナショウブ、秋の草紅葉と、四季折々の色が楽しめる。植物のほかにクロサンショウウオやモリアオガエルなどの両生類が棲むほか、猿も顔を見せる。

湿地でシダ類の紅葉が始まると、モミジなどの山の紅葉とのコラボレーションが楽しめる。

撮影＝柏田芳敬
文＝サトータケシ
地図＝シーマップ