年末はパディントンと2階建てバスのW展示も

 映画『パディントン・ベア』の公開とあわせて、いまロンドンで開催されているのが「パディントン・トレイル」です。

左:建築家ザハ・ハディドのデザインしたパディントンは、ロイヤル・エクスチェンジ前に。
右:人気俳優ベン・ウィショーのデザインによるパディントン。

 おなじみの青いダッフルコートと赤いぼうしのオリジナル・パディントンは、もちろんパディントン駅(8番ホーム)に。現在シャーロック・ホームズ展が開催されているロンドン博物館には、ベネディクト・カンバーバッチがデザインしたシャーロック・ベアが展示されています。そのほかにも、映画のなかでパディントンの声を担当した俳優のベン・ウィショーのパディントンはコヴェント・ガーデンに。またデイビッド・ベッカムの手によるパディントンは、イングランド・チームのエンブレムを胸に、グリーンパークに展示されています。

左:高級紙「テレグラフ」のパディントンは、こんな観光名所にあります。
右:デイビッド・ベッカムのパディントンは、イングランドの国旗を模したトランクを手に、イングランド・チームのエンブレムを胸につけています。

 パディントンと同時に、2階建てバスのアートも展示中です。こちらは、ロンドンのバスの年「Year of the Bus」にあわせて開催されているもので、ロンドンに拠点を置く企業とアーティストがタッグを組んで作品を制作したものです。

キャスキッドソンの2階建てバスアートはピカデリー・サーカスに展示中。
アーティスト、ダミアン・ジェフリーによる2階建てバスアートは、レスター・スクエアにあります。

「ひつじのショーン」をはじめ、今後もロンドンを舞台にして、さまざまなアート・トレイルが盛り上がりそうです。

Paddington Trail
開催期間 2014年12月30日まで
URL http://www.visitlondon.com/paddington

Year of the Bus Sculpture Trails
開催期間 2014年クリスマス前まで
URL https://www.tfl.gov.uk/campaign/sculpture-trails

Shaun in the City
開催期間 2015年春開催予定
URL http://shauninthecity.org.uk/

安田和代(KRess Europe)
ロンドンを拠点とする編集プロダクションKRess Europeの代表。現在、ヨーロッパでの生活をテーマとした初めての電子書籍を刊行すべく、準備中。

 

Column

気になる世界の街角から

世界の12都市から、何が旬で何が起きているかをリポートするこのコーナー。
その街に今すぐ飛んで行きたくなる情報ばかりです!

文・撮影=安田和代(KRess Europe)