作ることの醍醐味を“知ってしまった”

――過去のインタビューで「将来的には映画監督を目指したい」と話されていますが、そう思うようになったきっかけは何だったのでしょうか。

 「映画監督になりたい」という夢は、役者になる前からありました。学生の頃に仲間と映画製作をして、作ることの面白さを知りました。最終的に、自分の好きなテーマを映像化するには、自分で監督するのが一番なのではという思いに辿り着きました。なので、きっかけになった作品や好きな映画監督がいたから、というわけではないんです。

 もちろん尊敬する監督はいますし、クリストファー・ノーラン監督の作品を観ていると、「CGを使わずに、何とか工夫しながら本格的なSF作品を作れないだろうか?」という気持ちになりうずうずします。

 莫大な予算はかかると思いますが、できるだけCGを使わないというのは、自主制作の延長線上にある究極の形のような気がするので、いかにリアルに見せられるか、それを実現するためのアイデアをたくさん生み出せる監督になりたいです。

――そんな磯村さんから見た本作『mentor』は、どんな作品だと言えますか?

 完成した作品を観たときは「静岡でとんでもない社会派エンタメ作品が爆誕した!」と思いました(笑)。シニカルな部分や笑えるところもあって、今の日本映画に欲しかったものが詰まっている感じがしました。

 映画好きな僕としても観たかったジャンルといいますか、こんなふうにミックスされたものを求めていたので、「自分が参加した作品でこれが形になってよかった!」と思っているほどです。

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磯村勇斗(いそむら・はやと)

1992年9月11日生まれ。静岡県出身。2014年に俳優デビューし、映画『ヤクザと家族 The Family』『劇場版 「きのう何食べた?」』(2021)で、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。「不適切にもほどがある!」(TBS系)、「ソウルメイト」(Netflix)など、話題のドラマにも数多く出演。待機作品に「俺のこと、なんか言ってた?」(Netflix)がある。

『mentor』

花火遊びでアパートが全焼し、巻き込まれた住人の埜本(綾野剛)は妻子を失い自身も全身に火傷を負った。その日を境に、火事を引き起こした龍之介(磯村勇斗)と拓海(末澤誠也)の時間は止まってしまう。15年後、龍之介は罪の意識に蓋をし、アーチェリーのオリンピック日本代表候補として前に進もうとし、罪の記憶から抜け出せない拓海は陰鬱な日々を過ごしていた。そんな拓海の前に、埜本が突然姿を現す。優しく接する埜本に、龍之介はどこか違和感を抱くが、拓海にとっては救いの光を見いだすメンターのような存在となっていく。

出演:磯村勇斗 末澤誠也
木南晴夏/酒井若菜 川上麻衣子 二村仁弥
黒沢あすか 田村泰二郎
綾野剛
脚本・監督:𠮷田恵輔
製作:「mentor」製作委員会 製作幹事:エイベックス・ピクチャーズ
企画制作:スターサンズ 制作プロダクション:SS工房
配給:エイベックス・フィルムレーベルズ、スターサンズ
公式サイト:https://www.mentor-movie.jp/
©2026「mentor」製作委員会
10月16日(金)より劇場公開

衣装クレジット

ジャケット 220,000円 ユーゲン(イデアス 03-6869-4279)、シャツ 33,000円 ウル(エンケル 03-6812-9897)、パンツ 46,200円 マンド(マンド m-takasu@mando.co.jp)、シューズ 29,700円 リプロダクション オブ ファウンド(アイファウンド 03-6434-7418)、ネクタイ 14,300円 リトルビッグ(リトルビッグ store@littlebig-tokyo.com)、ベルト スタイリスト私物、その他 スタイリスト私物

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