おいしいものを頬張る幸せそうな表情から、しなやかな美しさまで。“あーりん”の愛称で親しまれている、ももいろクローバーZ・佐々木彩夏さんの初の写真集『ぺろり』のテーマは、自身がこよなく愛する「食」。食への尽きない愛情や、メンバーと分かち合った忘れられない記憶についてお話を伺いました。
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思い出の味には、いつもメンバーがいる
――30歳記念にご自身初となる写真集を刊行されます。完成したものを手にしてまずどんなことを感じましたか?
「どのページでも食べてる!」って、我ながら思いました(笑)。食べることは、今の私を作る大事な要素なので、写真集のテーマは「食」にしたんです。好きなものを食べているところが一番私をわかってもらえると思って。
食は、老若男女問わず共有できる話題ですよね。「こないだできたあのお店、美味しかったよ」っていう話題って楽しいですし、ごはんを食べる時間は幸せな気持ちになれる時間だと思うので、改めてこのテーマにして良かったと思っています。この写真集を通じてコミュニケーションが弾んだり、お友達と食事に行くきっかけになったりと、みなさんが日々を楽しんでいただくきっかけの一つになれたら嬉しいです。
――一番印象に残っている、食の思い出を教えてください。
一番って言われると難しいなぁ。旅行で食べたあの料理が美味しかったなというのは色々あるんですけど、やっぱりももクロのメンバーと食べたものは忘れられないですね。2017年から2年がかりで、全国47都道府県を回るツアーを行ったんです。びっくりするくらい目まぐるしくて、毎週家と会場を往復して常に新幹線か飛行機に乗っている状況だったので、自分たちが今どこにいるのかわからなくなるくらいで。そんな中でも、スタッフさんたちが会場にご当地メニューを差し入れしてくれたり、ちょっとの隙間で名物を食べに行ったりできたことが、すごく記憶に残っています。大阪で食べたたこ焼きや、兵庫で食べた神戸牛、北海道で食べた海鮮丼などが美味しかったなぁっていまでも覚えています。
――苦楽を共にしているメンバーと一緒に食べたってことも思い出になっているんですね。
そうですね。大変なこともありましたが、それ以上に楽しかったです。このツアーで全国を回ったときは、メンバーそれぞれに担当する県があり、現地でのライブ中に流す映像を作るためにロケをする、というルールがあったんです。私の担当は富山県で、その撮影でぶりしゃぶをいただきました。薬味がたっぷり添えられていて、本当においしくて。あとでメンバーから、ものすごくうらやましがられました。ずいぶん時間がたってからも、「あのとき、あーりんが食べていたぶりしゃぶだけは忘れられない」と言われたほど。「食の恨みは一生」ってよく言うじゃないですか。あれって本当なんですね(笑)。ぶりしゃぶの美味しさと、うらやましそうにしていたメンバーの表情は、いい思い出です。
