猫との暮らしは幸せのリターンがデカい

 猫を飼ったことがないけど飼ってみたいという方は、こういった保護猫施設に併設されている猫カフェでまず触れ合ってほしいですね。この子は手からごはんを食べるな、この子は触られるのが苦手なんやなとかそれぞれの個性を体験できるし、壁には丁寧なプロフィールも貼ってくれている。お店の方も、それぞれの環境にあった飼い方を丁寧にアドバイスしてくれるはずです。

 ホームページでこういう猫がいますよっていうプロフィールも全部見られるので、どういう猫がいるかもわかるし、実際に触れ合って相性が良ければ一緒に暮らすことができる。何より、訪れることでごはん代やおやつ代にもなりますから気軽な気持ちで行ってみてほしいですね。

 猫との暮らしは楽しいですよ。猫って自分でごはんをつくる訳でもないし、掃除をする訳でもない。そんなに懐く訳でもない(笑)。けど、それがたまらない! 幸せのリターンがデカすぎますから。一匹でも多くの保護猫が幸せになってくれたら嬉しいですね。

【保護猫を迎える日のために】
亜生さんのご自宅では…

●ペットフード

「猫のごはんは種類が豊富。最近はコンビニでも買えるんですけど、品数が多いと店長さんとか仕入れ担当の人が猫好きなんやろなって嬉しくなります」

●トイレ

「まずは100均に売ってるトレーの上に猫砂を入れておけば大丈夫。最新型のトイレやと吸水シートをかましてから砂を入れると匂い対策に」

​●キャットタワー

「キャットタワーは平行運動より上下運動でカロリーを消費する猫にとってマスト。小さくてもいいので1台置いてほしいですね」

保護猫カフェ ネコリパブリック 東京お茶の水

所在地 東京都文京区湯島3-1-9 CRANEビル4F
電話番号 03-5826-8920
営業時間 12:00~19:00 土・日曜、祝日11:00~18:00
定休日 木曜(祝日の場合は営業)
https://www.neco-republic.jp/shop/shop-necorepublic-ochanomizu/

亜生(あせい)

1988年生まれ、京都出身。兄弟お笑いコンビ・ミキの弟でボケ担当。相方は昴生。5匹の保護猫(助六、銀次郎、藤、兆猛、丹猛)と暮らしている。
猫とは:僕の人生を変えたもの。


 K-POP界のレジェンド、SUPER JUNIOR-D&Eドンヘさん、ウニョクさんをお迎えしたスペシャルインタビュ―、&TEAMJOさんと愛猫ミントの貴重な2ショット、SNSで話題沸騰中のマンガ『猫に転生したおじさん』作者・やじまさんによる特別描きおろしマンガ&シール付録など、「猫のいる毎日は。」特集は「CREA」2024年夏号でお読みいただけます。

2024.06.12(水)
文=高本亜紀
写真=志水 隆

CREA 2024年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

猫のいる毎日は。

CREA 2024年夏号

猫のいる毎日は。

定価950円

人生に大切なことを猫は全部知っています。過去や未来ではなく、いまを生きること。必要なときに食べ、好きなときに眠ること。人に気を使いすぎないこと――。そう、猫は最高! それにしても、私たちはなぜこんなにも、この不思議な生き物に魅了されてしまうのでしょうか。1998年に日本の女性誌ではじめて「猫」を特集し、パイオニアだったCREAが、終わらない猫ブームが続くいま、12年ぶりに、猫と人との幸せな関係を紐解きます。