◆紫川River SUP

 北九州市のシンボルリバー「紫川」で、今話題になっているのが「紫川River SUP」。通常は郊外でないとできないSUPだが、ここでは街中で体験できる。

 クルーズをしながら眺める紫川ならではの景観が魅力で、日本名城のひとつで街のシンボル「小倉城」や大型商業施設「リバーウォーク北九州」なども、地上から見るのとはまた違う眺めが楽しめるはずだ。

 また、紫川は海に近いため海水魚が生息しており、水の中を覗くとエイやフグ、アジといった魚を見ることができるかも。

 さらに、文豪・森鷗外にちなんだ「鷗外橋」(水鳥の橋)や、小倉城の石垣をイメージした「勝山橋」(石の橋)など、紫川に架かる自然をテーマにした10本の橋も川上から眺められる。

開催時期:4月~11月

紫川River SUP(むらさきがわリバーサップ)

所在地 福岡県北九州市小倉北区
北九州アーバンサップ協会:https://kcitysup.wixsite.com/website
ぐるリッチ北九州特集記事:https://www.gururich-kitaq.com/river-sup

◆筑後川昇開橋

 「筑後川昇開橋」は筑後川に架かる昇降式可動橋で、福岡県大川市と佐賀県佐賀市を結ぶ全長約507メートルの遊歩道。

 現存する国内最古の昇開式可動橋であり、昇降技術の高さから国の重要文化財に指定。東海道新幹線0系電動客車などとともに、「機械遺産」にも選ばれている。

 元々は国鉄佐賀線の鉄道橋として架設されたもので、国鉄佐賀線が廃線になった後に遊歩道としてリニューアル。夏は川から涼しい風が感じられ、散歩コースにぴったりだ。

 また、美しい夕陽が眺められると評判で、夜にライトアップされた姿は幻想的。今では多くの人が訪れる人気観光スポットとなっている。

ライトアップ:日没~22:00
可動時間:9:00~16:30
休業日:毎週月曜日(祝日のときは翌日)、12月29日~1月3日
遊歩道の開放時間:3月~11月9:00~21:00、12月~2月9:00~17:00

筑後川昇開橋(ちくごがわしょうかいきょう)

所在地 福岡県大川市大字向島地先
http://www.shoukaikyou.com/

2023.07.04(火)
文=佐藤由樹
協力=福岡県観光連盟WEB「クロスロードふくおか」