うちの子ベストショット⑤

「あんなに触られるのを嫌がっていたのに」(前田さん)

――一緒に暮らす2匹の今後について、考えることはありますか?

 少しでもストレスがないように過ごしてもらいたいですね。僕、家に帰ってから、ただいまとか2匹へ独り言のように喋りかけてるんです。猫って腎臓病で亡くなってしまう子が多いんですけど、腎臓病の薬が開発されるかもしれなくて。そうなると、30年くらい生きるかもしれないっていうニュースを聞いて、そうなったらいいなと。もちろん定期検査だけじゃなく、心を鬼にしておやつを少なくしたり、水もいいものをあげたりと健康には気をつけるようにしています。

――ちなみに、高岸さんが自宅へ遊びに来ることもあると話されてましたが、猫たちと対面したことは?

 ふゆくんの話をした時は「なんか……すごいね」って肯定も否定もしないっていう(笑)。“すごいね”の言葉にいろんな意味が含まれている感じはしましたけど、ずっと飼いたいと話していたので「飼えるようになってよかったね」と言ってくれてます。ただ……会わせたくないんですよねぇ。高岸はデカすぎるし、いつもオレンジ色の服を着てるので、生き物としてストレスを与えるんじゃないかって心配で。毎日、仕事のために迎えに来てくれるマネージャーにも会わせたくなくて……今、猫たちは僕以外の人とほぼ接してないです。

――しかも、仕事が終わると家へまっすぐ帰っているわけですよね。

 そうですね。猫を飼ったらおしまいだとか言われたことがあるんですけど、家に人を呼べなくなりました。だから、彼女ができたとしても呼べない。「ピアスとかリングは先に外して。猫の手に届かない場所にしまうから預かるよ」って言われるのって……彼女からするとたまんないですよね?(笑) けどまぁ、猫中心の生活なので、今はしょうがないです。

――そんな2匹は、前田さんにとってどんな存在ですか?

 いい意味で同居人、ですかね。生活の中で依存している距離感ではないけど、かと言って放置しているわけでもない。面倒をみなきゃいけない部分はもちろんありますけど、逆に僕が面倒をみてもらっている部分もあるので、ちょうどいい距離感です。今の感じだともう1匹飼ってもいいかなと思ったりもするんですけど、3匹目を飼うと結婚から遠ざかってしまう気が……(笑)。まだ結婚は諦めてないんですけど、今はとにかく2匹と楽しく暮らしていけたらいいなと思っています。

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ティモンディ・前田裕太(まえだゆうた)

1992年8月25日生まれ。神奈川県出身。2015年に高校の野球部の同期だった高岸宏行とコンビを結成。趣味はサッカー観戦と読書。愛媛・伊予観光大使(愛称:いよかん大使)も務めている。
Twitter:@TimonD_Maeda
Instagram:@maeda_timon_d

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Column

お笑い芸人の“うちの子”紹介

今をときめくお笑い芸人たちが愛すべきペットとの生活を語ります。飼い始めたきっかけやその子のチャームポイント、可愛い! と思う瞬間や彼らとの暮らしのなかで気づいたことなど、たっぷり語ってもらいました。しゃべれども、しゃべれども、ペットへの愛は尽きないようです。

2022.10.31(月)
文=高本亜紀
撮影=山元茂樹
写真=前田裕太