【2022年8月】悟明老師が占う開運行動

 8月の日本は、大難を小難に変えられる運気があります。悲観することなく、前向きな気持ちで、充実した生活を送っていっていただきたいと思います。

 その助けとなる開運グッズは、以下の3つです。

 1つ目は、「三脚蟾蜍」と呼ばれる、3本脚のヒキガエル。2本の前脚で財をかき集め、1本の後脚でその流出を食い止めるとされ、中華圏では招財の吉祥物として親しまれているカエルです。口にお金を咥えているのが一般的で、足元にたくさんのお金が配されているものも。

 また、3本脚で立つ姿は、王位の象徴でもあった中国古代の土器“鼎”を思わせることから、ビジネスの発展にも効果があるとされ、日本の招き猫のように、お店の入口に飾られるなどして取り入れられています。

 日本の通販サイトでも手頃な価格のものが見つかるので、実物を飾るのが理想的。その際は、カエルの口を外に向けるのがポイントです。3本脚は安定の象徴でもあります。無理をせず一歩一歩進むべき時期のお守りとして頼りにしてください。

 2つ目は、8頭の馬が駆ける様子を描いた「八駿馬圖」。この意匠には、いくつかの解釈があるようですが、それぞれ色が違う馬が八方へ駆ける様子から、四方八方からの悪を倒すことで、方々への道が通じ、財運や助っ人を招いてくれるというイメージのチカラを借ります。

 ここ数年、多くの人が旅行や出張を控えていたことと思いますが、この夏は「八駿馬圖」を飾り、訪れたい場所に行けるようお願いしましょう。

 画像検索をすると、いくつかのバリエーションが見つかるので、気に入ったものをプリントアウトし、オフィスやリビングに貼ってください。大きいものなら、自分の定位置の背後の壁に貼るのが基本。小さいものならデスクマットに入れてもOKです。

 3つ目は、ピンク色の水晶「ローズクォーツ」。恋愛成就のパワーストーンとして日本でも親しまれていますが、人間関係を円滑にしたり、仕事上の良縁を引きつけたり……というご利益が期待できるそう。

 大きめの球体をひとつ用意してください。大きければ大きいほどよく、野球ボールぐらいあれば理想的。転がらないよう、台座や敷物を用意するといいでしょう。これを枕元に置いて、家庭円満や恋愛成就、引き立て運が得られるようお願いしましょう。

 この時期の吉方位は、北と西。寺社にお参りする際は、この方角がおすすめです。また、あなたを助けてくれる存在とのご縁も、この方角に。恋人募集中の人は、ローズクォーツを飾るほか、この方角でのイベントや集まりがあれば、積極的に参加してください。良縁に近づけます。

 すべて順風満帆とはいきづらい時期ではありますが、夢を叶えたいという気持ちを強く持ち、前向きな気持ちで過ごしていただきたいと思います。

悟明老師(ウーミン ラオシー)

「易屋軒命理」算命師。祖父の代から続く占術家で、一子相伝の奥義を受け継ぐ。占い歴は25年。本サイトでは東洋の占星術「十二太歳宮理論」に基づく干支の運勢を「鳥卦」によって詳細に解説。
台北市饒河街夜市内(饒河街220號の前)での鳥占いは、連日、長蛇の列ができる人気ぶり。生まれ年と質問を伝えると、神鳥が中国タロットのカードをついばみ、先生が解読。探し物が見つかるとのクチコミ多数。
※鑑定は17時30分~23時まで。鳥卦(約10分)は、一問につき300元。通訳を希望すれば、専属の通訳者がネット電話ごしに説明してくれる。鳥卦以外にも紫微斗数、四柱推命などのパーソナルな占いの依頼も可能。電話番号:0930-763-546(中国語対応)

Column

台湾発! 悟明老師が世界を占う

台湾の饒河街夜市での鳥卦(神鳥占い)が“当たる!”と評判の悟明老師。実はあらゆる占術に精通していて、台湾ではメジャーな紫微斗数での鑑定も行っています。そこで、日本の読者のために、毎月の世相を紫微斗数で読み解いてもらうことに。ここでは大局をみる際に使われる「天下第一盤」で占います。

2022.07.30(土)
文=堀 由美子