ガリシア州4県のなかで、ポルトガルに隣接しているポンテベドラ県。

 その二大都市ビーゴとポンテベドラは、漁港として、工業の中心地として重要なだけでなく、歩いて楽しい、食べて美味しい訪れるべき街だった。

 おすすめのスポットを4つご紹介。


オリジナリティが光る 孤高のスターシェフ

Maruja Limón(マルハ・リモン)

角煮のようにやわらかな“豚ほほ肉のロースト” 23.80ユーロ。さっぱりとしたキュウリの甘酢和えとゴートヨーグルトのソースとの相性が抜群。

 ビーゴ港沿いのミシュラン1ツ星レストラン。

店内は、北欧風のミニマルなインテリア。

 オーナーシェフのラファ・センテノは、陸上の五種競技選手として活躍後、レストランの経営者を経て、独学で厨房に立つようになったという異色の経歴をもつ。

 それだけに、レストラン業界の常識にとらわれず、「母の味」という確固たる基盤の上に、旅や文献を通して得た自らの発想を重ね、独自の料理を提供している。

ラファ率いる厨房は、ピリッとした緊張感に満ちている。

 「自分にとってのガリシア料理の根幹は、素材の味をしっかり届けること」と話すラファ。

コースメニュー(55ユーロ~)の一品、陸と海の幸を合わせたポロネギのグリルと海藻ソース。

 時には3種類の食材のみから、独創的な一皿を作り上げることもあると話す。

“シトラスのタルトレット” 8.50ユーロ。タルトのサクサク感と甘さが好バランス。

 アラカルトは、前菜やメインの別なく自由に選んで組み合わせるスタイル。

 コースメニューは3種類で、ペアリングワインもガリシア産限定、または各地のワインのいずれかから選択可。

近代的なビーゴ湾のハーバーのすぐ近く。

Maruja Limón(マルハ・リモン)

所在地 Rúa Montero Ríos, 4, Vigo, Pontevedra, Galicia
電話番号 986-473-406
営業時間 13:30~15:30、21:00~23:00
定休日 日・月曜
https://www.marujalimon.es/

Feature

Text=Kazuyo Yasuda(KRess Europe)
Photographs=Atsushi Hashimoto
Coordination=Terumi Moriya

この記事の掲載号

まだ見ぬスペインへ

CREA Traveller 2020年春号

まだ見ぬスペインへ

定価1,350円 (税込)

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