ガリシア州4県のなかで、ポルトガルに隣接しているポンテベドラ県。
その二大都市ビーゴとポンテベドラは、漁港として、工業の中心地として重要なだけでなく、歩いて楽しい、食べて美味しい訪れるべき街だった。
おすすめのスポットを4つご紹介。
オリジナリティが光る 孤高のスターシェフ
Maruja Limón(マルハ・リモン)
ビーゴ港沿いのミシュラン1ツ星レストラン。
オーナーシェフのラファ・センテノは、陸上の五種競技選手として活躍後、レストランの経営者を経て、独学で厨房に立つようになったという異色の経歴をもつ。
それだけに、レストラン業界の常識にとらわれず、「母の味」という確固たる基盤の上に、旅や文献を通して得た自らの発想を重ね、独自の料理を提供している。
「自分にとってのガリシア料理の根幹は、素材の味をしっかり届けること」と話すラファ。
時には3種類の食材のみから、独創的な一皿を作り上げることもあると話す。
アラカルトは、前菜やメインの別なく自由に選んで組み合わせるスタイル。
コースメニューは3種類で、ペアリングワインもガリシア産限定、または各地のワインのいずれかから選択可。
Maruja Limón(マルハ・リモン)
所在地 Rúa Montero Ríos, 4, Vigo, Pontevedra, Galicia
電話番号 986-473-406
営業時間 13:30~15:30、21:00~23:00
定休日 日・月曜
https://www.marujalimon.es/
Feature
Text=Kazuyo Yasuda(KRess Europe)
Photographs=Atsushi Hashimoto
Coordination=Terumi Moriya