ワインが飲みたければ、何時でも始めてよし。ビールで渇きを潤すのは人生における恒常的な権利だと、この街の人々は思っている。

 飲む、集う、笑う。バルは、シンプルな生活の、幸せがある場所。マドリードのバルを9軒ご紹介。


若手シェフビストロの旗手 ブームはここから始まった

●Arzábal(アルサバル)

ニスカロ(きのこ)と卵の黄身 26ユーロはアルサバルの定番。シャンパン200種を誇るレストランは市内でも稀有な存在だ。

 マドリードにはバルが数多くあることを、オーナーのイバンとアルバロは百も承知だった。

アルバロとイバン。飲食店を目指す若者たちの憧れの的。

 でもバルならではの気軽さで、きちんとした食事を出す所がなかった、というのが彼らの着眼点。

タコの炭火焼 23ユーロ。付け合わせのジャガイモが後を引く味。

 丁寧に時間をかけて作った料理をさりげなく、バルで気軽に出すというスタイルはあっという間に人気となり、5人だった従業員が200人を抱えるグループ会社になるまで成長。

豪快なカレイのオーブン焼き 72ユーロ/kgはシェアで楽しみたい。

 アルサバルなしにはこのレティロ地区の繁栄はなかったといっても過言ではない。

拡張工事を続けて、広くなった店内は約80席。

Arzábal(アルサバル)

所在地 Calle de Menéndez Pelayo, 13, Madrid
電話番号 914-358-829
営業時間 12:30~24:30
定休日 日曜(祝日の場合は営業)
https://arzabal.com/

Feature

Photo=Asami Enomoto
Text=Yuko Harigae(Giraffe)
Coordination=Yuki Kobayashi

この記事の掲載号

まだ見ぬスペインへ

CREA Traveller 2020年春号

まだ見ぬスペインへ

定価1,350円 (税込)

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CREA Traveller 2020年春号
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