ワインが飲みたければ、何時でも始めてよし。ビールで渇きを潤すのは人生における恒常的な権利だと、この街の人々は思っている。

 飲む、集う、笑う。バルは、シンプルな生活の、幸せがある場所。マドリードのバルを9軒ご紹介。


食品店の佇まいの中に潜む 日常バルの風格

●Casa González(カサ・ゴンザレス)

窓際で通りを眺めつつ、のんびりひと休み。

 正統派のバルらしく、この店のオープンは早い。

店内は販売スペースもあり、生活感漂う。

 午前中には、地元の奥さんたちがチーズやハムを買いに入るついでに、カフェを一杯。

毎週水曜日に生バンド演奏が入る。二人のミュージシャンが入るだけで、昼間とは全く違った雰囲気に。

 昼時には急ぎ足のサラリーマンがビールと一品をちょこっとつまんでは出て行き、夜になると若者グループも妙齢の夫婦も、気軽にテーブルを囲む。

肉加工品ソブラサーダとハチミツ 7(1/2ポーション)。

 観光客ズレしていないのも魅力。スペイン全国のチーズも自慢だし、生ハムやアンチョビなどシンプルなタパスはサービスも早くていい。

テイクアウトもできる様々な肉加工品を見るのも楽しい。

 水曜日の生バンド演奏は、ボヘミアンな雰囲気を醸し出し、心地よい。

近所の奥様たちは、大きな窓枠から店内を覗いてお友達を探したり。買い物だけで入るのはもったいないアットホームな雰囲気。

Casa González(カサ・ゴンザレス)

所在地 Calle del León, 12, Madrid
電話番号 914-295-618
営業時間 9:30~24:00(金・土曜 9:30~25:00、日曜 11:30~17:00)
定休日 無休
http://www.casagonzalez.es/

Feature

Photo=Asami Enomoto
Text=Yuko Harigae(Giraffe)
Coordination=Yuki Kobayashi

この記事の掲載号

まだ見ぬスペインへ

CREA Traveller 2020年春号

まだ見ぬスペインへ

定価1,350円 (税込)

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