ワインが飲みたければ、何時でも始めてよし。ビールで渇きを潤すのは人生における恒常的な権利だと、この街の人々は思っている。

 飲む、集う、笑う。バルは、シンプルな生活の、幸せがある場所。マドリードのバルを9軒ご紹介。


国会議員も昼から飲みます。素晴らしい国の素晴らしい一角

●La Dolores(ラ・ドローレス)

サービスマンは隙あらばヒコイワシを仕込んでいる。

 スペイン国会議事堂にほど近いこの老舗バルでは、もちろん政治家を見かけることも多い。

 国政を司る先生方も、昼間から飲むという市井の習慣を実践せずして、政治を語るなかれ。

コゴージョスレタスとマグロのトロ 16ユーロ。生ではないと侮るなかれ、トロの味わいの新たな発見になるだろう。

 ここでは、外観の美しいタイルの宣伝にあるバルデペーニャスの白ワインもいいが、最初はマドリード最高といわれる細かい泡の生ビールで始めたい。

 キンキンに冷えた一杯は、背広でネクタイの人々でさえ、平日昼間の楽園へと誘う。

長いカウンターにはヒコイワシの酢漬けをはじめ、自慢のタパスが並ぶ。

La Dolores(ラ・ドローレス)

所在地 Plaza Jesús, 4, Madrid
電話番号 914-292-243
営業時間 11:00~24:30(金・土曜 11:00~25:30、日曜 11:00~24:00)
定休日 無休 ※12月24日、31日は16時閉店
https://www.facebook.com/pages/category/Tapas-Bar---Restaurant/La-Dolores-723065071198019/

Feature

Text=Yuko Harigae(Giraffe)
Photo=Asami Enomoto
Coordination=Yuki Kobayashi

この記事の掲載号

まだ見ぬスペインへ

CREA Traveller 2020年春号

まだ見ぬスペインへ

定価1,350円 (税込)

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CREA Traveller 2020年春号
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