ワインが飲みたければ、何時でも始めてよし。ビールで渇きを潤すのは人生における恒常的な権利だと、この街の人々は思っている。

 飲む、集う、笑う。バルは、シンプルな生活の、幸せがある場所。マドリードのバルを9軒ご紹介。


ホクホク、ホクホク。タラだけを食べて、出るべし

●Casa Revuelta(カサ・レブエルタ)

熱々を手でむさぼる強者もいるほど、見事なタラを前につい我を忘れてしまう人続出。1週間で1,000kg仕込むとか。タラのフリッター 3ユーロ、ビール 1.30ユーロ。

 いつでも混んでいる。美味しさと安さのキャパオーバー。でも、我慢してちょっと待つ。長居など野暮なこと、ここでは無用だ。

名物、神々しいタラのフリッター 3ユーロ。

 カウンターにもギュウギュウのサービスマンたち。信じられない狭さのキッチンで大柄の女性たちがやはりギュウギュウとタラを揚げている。

 熱々でホクホクでフワフワのフリッターのためなら、多少の混雑なぞ、なんのその。

溢れるようなトリッパ 10ユーロまで辿り着いたら万歳!

 その美味しさに、知らない人たち同士で目が合い、通じ合う。バルの醍醐味だ。

Casa Revuelta(カサ・レブエルタ)

所在地 Calle de Latoneros, 3, Madrid
電話番号 913-663-332
営業時間 10:00~16:00、19:00~23:00
定休日 日曜夜、火曜
www.facebook.com/pages/category/Spanish-Restaurant/Casa-Revuelta-182997868383379/

Feature

Photo=Asami Enomoto
Text=Yuko Harigae(Giraffe)
Coordination=Yuki Kobayashi

この記事の掲載号

まだ見ぬスペインへ

CREA Traveller 2020年春号

まだ見ぬスペインへ

定価1,350円 (税込)

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CREA Traveller 2020年春号
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