いち早く料理に漢方を取り入れた、老舗のご近所食堂

“くすし”とは、伝統的な医療に携わる“薬師”のこと。食べて元気になってほしいと考案。ざるくすしそば¥800

まるぜん

 昭和8年の創業から親子3代にわたって身近な食堂として親しまれてきたこちらのお店。

 先代のご主人が「身体にいい生薬をそばに入れてみたらどうだろう」と発案。100種以上の漢方素材を組み合わせるなど試行錯誤を重ね、完成までに約4年の歳月をかけた“くすしそば”が名物だ。

 国産そば粉に黄精、高麗人参、クチナシ、山薬(やまいも)などを丹念に手作業で練り込んだ自家製麺。のど越しも心地よいそばは、濃厚な特製つゆとの相性も抜群、富山の薬膳の元祖ともいうべき逸品だ。

 お持ち帰り用に乾麺も用意、贈る相手の健康な毎日を気遣うお土産に最適。

まるぜん
富山県富山市千石町1-5-5
電話番号 076-421-6932
営業時間 11:30~20:30ラストオーダー
定休日 第1、3、5日曜
交通 市内電車「大手モール」下車、徒歩約3分
URL www.maruzen944.com

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photographs:Makoto Ebisu
Atsushi Hashimoto text:Shojiro Yano