◆星野リゾート 界 日光
日光下駄の歴史をストーリー仕立てで
平成の大修理を終えた東照宮の国宝「陽明門」が2017年3月に約4年ぶりに公開され、ひときわにぎわいを見せる日光。
中禅寺湖のほとりに佇む「星野リゾート 界 日光」は、ほぼすべての部屋から中禅寺湖と男体山を望み、雄大な自然の四季折々の風景が目を楽しませてくれる、風情ある温泉宿だ。
こちらのご当地楽は、“日光下駄談義”。江戸時代、社寺にお参りするには草履を履くのが原則だった。しかし、東照宮など日光の社寺は石や雪、坂道が多く、草履では不便。そこで、草履の下に木の下駄を合わせた“御免下駄”が生まれ、これが“日光下駄”の始まりといわれる。
そんな400年の歴史を刻む日光下駄の成り立ちや魅力を、ストーリー仕立てで紹介。実際に、滞在中は日光下駄での散策が可能だ。
また奥日光は日本屈指の紅葉の名所としても知られる。界 日光では、半月山から奥日光の紅葉を一望できる早朝アクティビティ“お目覚め紅葉サイクリング”や、昨夏オープンしたばかりの「英国大使館別荘記念公園」などへ、袴を着てサイクリングしながら紅葉狩りを楽しめる“秋の紅葉にっこり滞在”が登場。界 日光流の紅葉を満喫できる滞在だ。
星野リゾート 界 日光
所在地 栃木県日光市中宮祠2482-1
電話番号 0570-073-011(界予約センター)
http://kai-ryokan.jp/nikko/
各地の文化に触れられる「ご当地楽」とともに楽しむ星野リゾートの秋の旅。夏の疲れを癒してくれそうだ。
文=榎本市子