9軒の湯宿のご当地かき氷のお味は？
「星野リゾート　界」で涼しい夏を

3色の酒粕シロップが
カラフルで美しい！

 夏の楽しみのひとつ、かき氷。近年、都内でもさまざまなかき氷メニューが話題となり盛り上がりを見せているが、星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」の各施設でも、2017年7月15日(土)から8月31日(木)の期間、地域の名産品などを使ったご当地かき氷が登場する。

●星野リゾート 界 加賀
“氷室かき氷”

“氷室かき氷”は、注文後に部屋へお届け(15:00～19:00／500円)。

 金沢から特急で30分、老舗旅館「白銀屋」の歴史を受け継ぎ、加賀文化に浸れる「星野リゾート 界 加賀」。かつて加賀藩では、冬の間に氷室に雪を貯蔵し、毎年旧暦6月1日に天然氷を切り出して徳川家に献上する“氷室開き”を行っていたという。

 現在でもこの日に合わせて氷室饅頭という3色の酒饅頭を用意して夏の訪れを祝うが、この伝統行事にちなみ、3色の酒粕シロップをかけた“氷室かき氷”を用意。伝統野菜の蜜漬けが添えられ、九谷焼の器で供される。

●星野リゾート 界 出雲
“生姜シロップかき氷”

“生姜シロップかき氷”は、納涼床で提供(18:30～21:00／無料)。

 美肌の湯として知られる島根県の玉造温泉に佇む「星野リゾート 界 出雲」。ここでは、出雲の特産品である生姜を使った“生姜シロップかき氷”が新登場。甘さの中にもピリッとした辛さが際立つ、さわやかな味わい。玉湯川沿いの納涼床で味わうのは格別だ。

●星野リゾート 界 伊東
“ぐり茶かき氷”

“ぐり茶かき氷”は、湯回廊で提供(15:30～17:00／無料)。

 全国屈指の湧出量を誇る伊東温泉で、客室の風呂まで100％源泉掛け流しの「星野リゾート 界 伊東」。ここでは伊豆地方の特産であるぐり茶を使った“ぐり茶かき氷”が新登場。

 茶葉が丸まってよじれた形からその名がついたというぐり茶は、苦みや渋みが少ないのが特徴。コクのあるぐり茶シロップに、お好みで練乳をかけていただこう。

文＝榎本市子